マリナーズ・ネイラーがALDS第3戦にスタメン出場 試合は雨天で開始遅延
2025.10.8 05:46 Wednesday
第1子の誕生を控え、アメリカン・リーグ地区シリーズ(ALDS)第3戦を欠場する可能性があるとみられていたジョシュ・ネイラー(マリナーズ)だが、どうやらネイラー夫妻は無事に幸せな瞬間を迎えたようだ。ネイラーは7日(日本時間8日)、敵地コメリカパークで行われるALDS第3戦に「5番・一塁」でスタメン出場。なお、試合は雨天のため開始が遅れている。
ネイラーは当初、マリナーズの選手たちがデトロイトへ移動するフライトに同行せず、6日(同7日)にコメリカパークで行われた全体練習の時点ではチームを離脱していた。第1子の誕生を控えていたからだ。しかし、ダン・ウィルソン監督はネイラーがチームを離脱した理由について明言を避けた。
「ジョシュは何でも喜んで話してくれると思うから、今のところは『彼に聞いてくれ』と案内するだけにしておくよ。でも、彼が戻ってきてくれたのは本当に嬉しい。彼がここにいてくれて、スタメンに名を連ねてくれたことは本当にありがたい」と指揮官は語った。
ネイラーはすぐにメディアに対応することはできなかった。ポストシーズンの期間中は、試合前にクラブハウスがメディア向けに開放されないからだ。また、雨天の予報だったため、マリナーズは試合前の屋外での打撃練習を行わなかった。
ネイラーは妻の陣痛が始まった時点でチームを離れ、妻と医師が待つアリゾナへ向かう予定となっていた。一時的にチームを離れたあと、ALDS第3戦のスタメンに名を連ねたということは、すでに第1子が誕生したとみられる。
マリナーズは初戦を落としたものの、第2戦に3-2で勝利し、ALDSの対戦成績を1勝1敗としている。ネイラーはここまで2試合に出場し、8打数ノーヒット、1三振、1四球だ。
ネイラーが父親産休リスト入りする可能性、もしくは負傷者が発生する可能性に備え、マリナーズは11人の予備メンバーの中から数人をデトロイトへの遠征に帯同させていた。父親産休リスト入りした場合、選手は最大3日間の離脱を認められ、その期間中、チームは代替選手をロースターに登録することが可能になる。
しかし、ネイラーがチームに合流したことで、マリナーズは少なくとも父親産休リスト入りによるロースターの変更を心配する必要はなくなった。
ウィルソン監督は「ジョシュはここにいる。彼はスタメンに名を連ねている。彼がスタメンにいる状態で第3戦を迎えられるのは本当に嬉しい」とネイラーが第3戦に間に合ったことを喜んだ。
ネイラーはトレード移籍後54試合に出場し、打率.299、9本塁打、33打点、19盗塁、出塁率.341、OPS.831を記録。9月23日(同24日)のロッキーズ戦ではポストシーズン進出を決定づける逆転の3点タイムリー二塁打を放ち、本拠地T-モバイルパークを沸かせた。
