マリナーズがALCS進出に王手 ギルバートの好投に打線が3本塁打で応える
2025.10.8 11:25 Wednesday
【タイガース4-8マリナーズ】デトロイト/コメリカパーク、10月7日(日本時間8日)
マリナーズのローガン・ギルバートはアメリカン・リーグ地区シリーズ(ALDS)第3戦に先発。序盤は比較的おとなしかったが、ゆっくりと着実にマウンド上での力強い姿を取り戻していった。
ギルバートのニックネームは「ウォルター」。それはギルバートの人間性だけでなく、精神性も表している。マウンドの外では穏やかだが、マウンド上では力強いピッチングで三振を量産する。敵地コメリカパークで行われたALDS第3戦の序盤、ギルバートはまだ殻を破れていなかったが、試合が進むにつれて、力強さを増していった。
「粘り強い」と言われるタイガース打線を相手に、ギルバートは敵地ながらも素晴らしいピッチングを見せた。自慢のスプリットを武器に相手打線を翻弄し、6回4安打1失点の好投。7つの三振を奪い、四球は1つも与えなかった。
打線は三回に2点を先制すると、四回にもエウヘニオ・スアレスのソロ本塁打などで2得点。六回にはJ・P・クロフォードのソロ本塁打で5-1と突き放し、5点リードで迎えた九回にはカル・ローリーにダメ押しの2ラン本塁打が飛び出した。ギルバートの好投を打線が援護し、タイガースに8-4で勝利。2001年以来24年ぶり、球団史上4度目となるアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出まであと1勝に迫った。
ちなみに、周知の事実ではあるが、マリナーズは全30球団の中で唯一、ワールドシリーズ出場の経験がないチームである。