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ブルージェイズが3勝1敗でヤンキース撃破 2016年以来のALCS進出が決定

2025.10.9 11:56 Thursday

【ヤンキース2-5ブルージェイズ】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、10月8日(日本時間9日)

 このニュースを広めよう。トロント・ブルージェイズがアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)に出場する。

 ブルージェイズは敵地ヤンキースタジアムで行われたア・リーグ地区シリーズ(ALDS)第4戦に5-2で勝利し、シリーズ通算3勝1敗でヤンキースを撃破。ア・リーグ東地区で10年近く「目の上のたんこぶ」のような存在だった強豪チームをついに打ち破った。

 今季のブルージェイズは誰も目覚めたくない夢のようなシーズンを過ごしている。

 ヤンキースを撃破し、ブルージェイズはカナダに戻ってゆっくり休むことができる。ALDSのもう1つのカード、タイガース対マリナーズは第5戦までもつれたため、ALCSの対戦相手はまだ決まっていない。ブルージェイズがALCSに進出するのは驚異的な快進撃を見せた2015~16年以来。当時のチームは才能豊かな選手が揃い、試合に勝つだけでなく、乱闘でも強さを発揮していたが、今季のブルージェイズは予想外の形でカナダを沸かせた。

 野球が人々を驚かせ、魅了する力を持っていなかったとしたら、いったい誰が162試合も野球の試合を見るだろうか。今季のブルージェイズはここまで本当に魅力的な戦いを続けている。

 ALDS第4戦、ブルージェイズは初回にブラディミール・ゲレーロJr.のタイムリーで先制。同点で迎えた五回にジョージ・スプリンガーの犠牲フライで勝ち越すと、七回にネイサン・ルーカスの2点タイムリーで貴重な追加点を奪い、八回にはマイルズ・ストローのタイムリーでダメ押しした。

 昨季74勝に終わったブルージェイズは「内部の改善」を合言葉に、スプリングトレーニングに臨んだ。当初、ゲレーロJr.の契約延長交渉が不調に終わり、チームには暗雲が立ち込めていた。シーズン前の予想も「勝率5割前後」というものが大半。しかし、選手たちはその予想を覆した。

 ブルージェイズは第1シードでポストシーズンに進んでおり、ALCSでは第1・2・6・7戦をホームで開催できる。総額5億ドルの超大型契約を結んだゲレーロJr.はALDSの4試合で17打数9安打、打率.529、3本塁打、9打点、OPS1.609の大活躍を見せ、大きな期待に見事に応えてみせた。


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