エンゼルスが新監督候補のプホルスと面談 通算703本塁打のレジェンド
2025.10.11 11:09 Saturday
新監督を探しているエンゼルスは、最有力候補としてアルバート・プホルスに目を向けているようだ。
MLB.comのレット・ボリンガー(エンゼルス番記者)が関係者から得た情報によると、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMはシーズン終了後にロン・ワシントンが退任したことで空席となった監督の座について、セントルイスでプホルスと話し合いを行ったようだ。この面談については、米メディア「ジ・アスレチック」が最初に報じた。同メディアの報道によると、アルテ・モレノ・オーナーの第1希望はプホルスだという。
なお、面談の有無について、球団から正式な発表は行われていない。
現在45歳のプホルスは通算703本塁打、2218打点、3384安打を記録したレジェンド。現役引退から3年が経過しており、昨冬にはレオネス・デル・エスコヒードの監督を務め、ドミニカ共和国リーグとカリビアンシリーズの優勝に導いた。
プホルスは現在、エンゼルスから給与が支払われている立場である。2011年シーズン終了後にカージナルスからFAとなったあと、エンゼルスと10年2億4000万ドルの大型契約を結び、この契約には「現役引退後10年1000万ドル」という個人サービス契約が含まれていた。プホルスが2022年シーズン限りで引退し、2023年から10年間の個人サービス契約がスタートした。
プホルスはメジャーリーグで監督やコーチを務めた経験はない。しかし、エンゼルスの新監督最有力候補と目されており、今年6月末に心臓のバイパス手術を受け、シーズンの約半分を欠場したワシントンの後任になる可能性がある。
エンゼルスは今季、ワシントンが指揮を執った74試合で36勝38敗を記録。ワシントンの離脱後はレイ・モンゴメリーが暫定監督を務めた。なお、モンゴメリーは来季も引き続き監督を務めるのではなく、球団内の別の役職を提示されている。