ドジャースがNLCS第1戦を制す 先発スネルは8回10K無失点の快投
2025.10.14 12:26 Tuesday
【ブルワーズ1-2ドジャース】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、10月13日(日本時間14日)
ワールドシリーズ制覇を目指す球団にとって、ドジャースとの対戦は避けて通れない道だ。今年のナショナル・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)ではメジャー最高勝率のブルワーズが昨季王者のドジャースと対戦する。今年のレギュラーシーズンではブルワーズがドジャースに対して6戦全勝と圧倒した。
スモールマーケット球団ながらも堂々たる戦いぶりでNLCSの舞台に辿り着いたブルワーズは、第1戦でも勇気あるプレーを見せたが、2-1で勝利したのはドジャースだった。先発のブレイク・スネルは8回無失点の快投。六回にフレディ・フリーマンが先制のソロ本塁打を放ち、九回にはムーキー・ベッツの押し出し四球で貴重な追加点を奪った。
四回、ポストシーズン史上最も奇妙と言っても過言ではないダブルプレーがあったにもかかわらず、勝利したのはドジャース。三回までヒットを打てず、打線の1~3番が無安打に終わったものの、試合巧者ぶりを見せつけた。九回、ブルワーズの反撃に遭ったが、2-1で逃げ切った。
大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場し、2打数ノーヒット(3四球)。九回の申告敬遠はベッツの押し出し四球につながった。
佐々木朗希は2点リードの九回に登板したが、1死二、三塁のピンチを招き、ジャクソン・チューリオの犠牲フライで1点を失ったあと、クリスチャン・イェリッチに四球を与えて降板。試合を締めくくることはできなかった。
今、歴史の重みを味方につけているのはドジャースだ。ポストシーズンの歴史上、7試合制のシリーズで初戦を制したチームは194回中126回でそのシリーズに勝利(64.9%)。現在の2戦→3戦→2戦のフォーマットでは、敵地での第1戦に勝利したチームが71回中40回でそのシリーズを制している(56.3%)。