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41歳シャーザーがALCS第4戦に先発 ブルージェイズは生き残れるか

2025.10.15 10:48 Wednesday

 14日(日本時間15日)、ブルージェイズはア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS=7回戦制)第4戦の先発投手をマックス・シャーザーと発表。0勝2敗と連敗スタートを切ったが、生き残りを賭ける第4戦を41歳の大ベテランに託す。

 ヤンキースとの地区シリーズ(ALDS)第4戦では、ブルージェイズは先発投手を起用せず、ブルペンデーを行った。しかし、最大7戦のALCSでは伝統的なスタイルに則り、百戦錬磨のベテラン投手を起用する。

 「シャーザーが(将来の)殿堂入りに値するのには理由がある。彼にボールを渡し、彼が活躍する姿を見るのは、本当に気持ちがいい」と、ジョン・シュナイダー監督は語る。

 しかし、それは名声の問題ではない。もしそうなら、ブルージェイズは今すぐにノーラン・ライアンと契約するだろう。

 ブルージェイズが必要とするのは、ポストシーズンで勝てるシャーザーだ。それはシャーザーが9月に見せられなかった姿だ。

 不調でシーズンを終えたとはいえ、シャーザーの状態は上がっている。シャーザーはALDSのロースターから外れて以来、投球練習を続け、そのコンディションは1ヵ月前よりはるかに向上したという。

 シュナイダー監督は信頼を置いている。
「マックスから最高のパフォーマンスを引き出せると思う。彼は準備万端だ。1年を通して彼の準備について話してきた。だから、彼にとって普段通りのプレーが(良い)と思う。普段通りのプレーを見たい。しっかりと準備し、全力を尽くして、大事な場面で力を発揮してくれると信じているんだ」

 シャーザーの調子が7月下旬から8月上旬に見せたものと同等であれば、ブルージェイズはその信頼を深められるだろう。シャーザーは百戦錬磨で、何にも動揺することはないはずだ。ポストシーズンでは通算30登板(25先発)で143イニングを投げ、2019年と2023年にチャンピオンリングをつかんだ。

 0勝2敗の劣勢にも動じていない。
「不可能じゃない。野球だからね。流れがいつ変わるかなんて誰にもわからない。流れやシリーズがいつ変わるか、あるいはそのままになるかなんて、誰にもわからない。本当にわからない。最大7戦のシリーズには理由がある。もし1試合だけのプレーインゲームなら、今は休暇中だ。でも、そうじゃないんだ」

 ブルージェイズがシャーザーと契約したのは、まさにこのような試合で先発させるためだ。この第4戦での勝利は、1年1550万ドルの契約をすぐさま回収するだろう。ブルージェイズはまだこのレジェンド右腕に力が残されていると信じて、大きな賭けに出る。


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