新監督を探すオリオールズ 通算703本塁打の名打者プホルスに興味
2025.10.16 09:34 Thursday
オリオールズは新監督候補としてビッグネーム(大物)に興味を示しているようだ。
ESPNのアルデン・ゴンザレス記者の報道によると、オリオールズは将来のアメリカ野球殿堂入りを確実視されているレジェンド、アルバート・プホルスに興味を示しているという。まだプホルスと正式な面談を行っていないものの、近日中に面談が実施される見込みだ。この報道に関して、球団からの発表は行われていない。
オリオールズは5月にブランドン・ハイド監督を解任。それ以降はトニー・マンソリーノが監督代行を務めたが、75勝87敗という不本意なシーズンとなった。監督代行としてシーズンを終えたマンソリーノが正式な監督に就任する可能性も残されているとみられる。
2022年シーズン限りで引退したプホルスは、メジャーリーグの歴史に残る輝かしいキャリアを築き上げた。22シーズンで通算703本塁打、3384安打を記録し、カージナルス時代に3度のMVPを受賞。2006年と2011年にはワールドシリーズ制覇も経験した。
プホルスはまだメジャーリーグでの監督経験はないものの、昨冬はレオネス・デル・エスコヒードを率いてドミニカ共和国リーグとカリビアンシリーズのタイトルを獲得。来春開催のワールドベースボールクラシック(WBC)ではドミニカ共和国代表の監督を務める予定だ。
新監督候補としてプホルスに興味を示しているのは、オリオールズだけではない。エンゼルスも興味を示しており、先週の時点で監督就任について面談を実施したことが明らかになっている。なお、プホルスは2011年シーズン終了後にカージナルスからFAとなったあと、エンゼルスと10年2億4000万ドルの大型契約を結び、その契約には引退後の10年10000万ドルの「個人サービス契約」が含まれていた。引退後の2023年からエンゼルスとの「個人サービス契約」がスタートしている。