ブルージェイズが打線爆発で大勝 カービーらマリナーズ投手陣を粉砕
2025.10.16 12:00 Thursday
【マリナーズ4-13ブルージェイズ】シアトル/T-モバイルパーク、10月15日(日本時間16日)
アメリカン・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)はトロントでマリナーズが連勝し、第3戦から舞台がシアトルに移された。シアトルでALCSが開催されるのは、イチロー氏が入団した2001年以来。3連勝で一気に王手をかけたかったマリナーズだったが、ブルージェイズ打線が爆発し、13-4の大勝でシリーズの対戦成績を1勝2敗とした。
先手を取ったのはマリナーズだった。ブルージェイズ先発のシェーン・ビーバーに対し、初回先頭のランディ・アロザレーナが四球を選んで出塁。二塁への盗塁を決めて1死二塁のチャンスを作ると、フリオ・ロドリゲスがレフトへの2ラン本塁打を放ち、2点を先制した。
しかし、ビーバーが二回に3者三振の快投を見せると、試合の流れが一変。三回、ブルージェイズは先頭のアーニー・クレメントが二塁打を放ってチャンスを作り、アンドレス・ヒメネスが右中間へ2ラン本塁打を叩き込んで2-2の同点に追いついた。さらに2死満塁のチャンスとなり、カービーの暴投で勝ち越しに成功。ドールトン・バーショが右翼フェンス直撃の2点タイムリー二塁打を放ち、5-2とリードを広げた。
四回にはジョージ・スプリンガーがソロ本塁打を放ち、さらに1点を追加。スプリンガーはポストシーズン通算22本塁打となり、ヤンキースのレジェンド、バーニー・ウィリアムスに並んで歴代4位タイに浮上した。
五回にはブラディミール・ゲレーロJr.にもソロ本塁打が飛び出し、マリナーズ先発のカービーをノックアウト。2死一、二塁からクレメントがタイムリーを放ち、8-2とリードした。
六回もブルージェイズ打線の勢いは止まらず、アレハンドロ・カークの3ラン本塁打などで4点を追加。先発のビーバーは6回88球を投げ、4安打2失点、8三振、1四球の好投を見せた。
ホームで意地を見せたいマリナーズは、八回1死からアロザレーナとカル・ローリーが連続でソロ本塁打を放って反撃。しかし、ブルージェイズは九回にもアディソン・バージャーのソロ本塁打で追加点を奪い、5本塁打を含む18安打13得点の猛攻で大勝した。
ブルージェイズ1勝、マリナーズ2勝で迎える第4戦はマックス・シャーザー(ブルージェイズ)とルイス・カスティーヨ(マリナーズ)の先発が予定されている。