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ブルージェイズの外野手サンタンデールがALCSロースター外れる

2025.10.17 09:25 Friday

 16日(日本時間17日)、ブルージェイズは外野手アンソニー・サンタンデールをア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS=7回戦制)のロースター(出場選手登録)から外すことを発表。代わりに外野手ジョーイ・ロパーフィードを登録した。規定により、ブルージェイズがワールドシリーズに進出した場合でも、サンタンデールはワールドシリーズのロースター入りは叶わない。

 サンタンデールのブルージェイズとしての1年目は不本意な形で幕を閉じた。左肩の炎症で夏場の試合の大半を欠場し、レギュラーシーズンは出場わずか54試合。打率.175、6本塁打と打撃不振に苦しみ、5年9250万ドル(約138億円)の大型契約の期待に応えられなかった。

 サンタンデールはレギュラーシーズン最終週とポストシーズンに間に合うよう懸命にリハビリを続けたが、ポストシーズンでも15打数3安打、長打なしと不振を脱出できなかった。さらにALCS第2戦からは背中の張りのために欠場していた。

 サンタンデールが来季の開幕に間に合うかは不透明だ。しかし、今のブルージェイズは1勝2敗と負け越しているALCSで勝利を収めなければならない。

 「もちろんサンタンデールでいてくれたらとは思っているが、それも試合の一部だし、シーズンのこの時期だから仕方ない。ここまで来るのにサンタンデールは本当に苦労してきた。次の選手が立ち上がる番だ。マリナーズは彼がいなくても落ち込むことはないだろう。正直言って、喜んでいるはずだ」と、第5戦の先発投手ケビン・ゴーズマンは語る。

 代替登録されたロパーフィードは26歳の外野手。菊地雄星(現エンゼルス)とのトレードでアストロズからブルージェイズに加入し、今季は41試合で打率.333、OPS.879の好成績を残した。外野3ポジションに加え、一塁も守れる汎用性も魅力だ。

 さらに準備を怠らない姿勢はコーチ陣から高評価。MLB昇格時は、選手として可能な限りの打撃練習をこなし、出場に備えていた。

 サンタンデールの代替としては、正遊撃手ボー・ビシェットも検討された。レギュラーシーズンではブルージェイズ打線の中軸を担いながら、ポストシーズンを左膝の負傷で欠場しているビシェットは、ALCSのロースター入りを目指したが落選。サンタンデールの代役として登録される可能性もあったが、まだ左膝が完治していなかった。

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