ドジャースがNLCS突破に王手 大谷は三塁打で先制のホームを踏む
2025.10.17 09:59 Friday
【ドジャース3-1ブルワーズ】ミルウォーキー/ドジャースタジアム、10月16日(日本時間17日)
ドジャースが2勝0敗で迎えたナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS=7回戦制)の第3戦は、またしてもドジャースが先発投手の好投によって勝利。先発タイラー・グラスナウが六回途中1失点、8三振の好投でブルワーズ打線を寄せ付けなかった。大谷翔平(31)は先頭打者として三塁打を放って先制点を演出。不振脱出の兆しを見せ、ワールドシリーズ進出に王手をかける一勝に貢献した。
初回、ドジャースは先頭の大谷が三塁打。追い込まれてからスライダーを拾ってライト線に落とし、快足を飛ばして三塁まで到達した。続くベッツのタイムリー二塁打で大谷が先制のホームを踏み、この日もブルペンデーで挑んだブルワーズ投手陣の出鼻をくじいた。
先発グラスナウは二回に同点に追いつかれたものの、そこから本調子を取り戻した。三、四回はすべてのアウトを三振で奪い、五回も三者凡退に抑えた。
一方のブルワーズは2番手ジェイコブ・ミジオロウスキーが好投した。一回1死一、二塁のピンチでマウンドに上がり、まず2者連続三振でピンチを脱出すると、その後も三振ショーを展開。代名詞の100マイルを超える剛速球ではなく、スライダーを最も多く投じる配球で裏をかき、5回で9三振を奪った。
しかし、ミジオロウスキーは球速が落ちた六回にドジャース打線に捕まった。1死から単打と四球でピンチを招き、エドマンにタイムリーを献上。痛恨の勝ち越し点を与え、さらに降板後に味方のエラーで再び失点し、ミジオロウスキーには2失点目(非自責点)が加わった。
勝ち越したドジャースは、ブルペン陣も奮闘。無失点リレーでつなぎ、最後は佐々木朗希が九回をしめくくってセーブを挙げた。