ブレグマン、ベリンジャー、アロンソら大物選手がオプトアウト権を行使
2025.11.4 12:00 Tuesday
2026年の契約に関するオプションやオプトアウトの行使期限は6日(日本時間7日)となっており、選手と球団は今後数日以内に決断を下さなければならない。ただし、期限ギリギリまで待つ必要もなく、3日(同4日)にもオプションやオプトアウトをめぐって様々な動きがあった。
ピート・アロンソ(メッツ)、コディ・ベリンジャー(ヤンキース)、アレックス・ブレグマン(レッドソックス)、エドウィン・ディアス(メッツ)、ロベルト・スアレス(パドレス)といった大物選手が次々にオプトアウト権の行使を表明。アロンソとベリンジャーは現行の契約が残り1年となっていたため、当初からオプトアウト権の行使が確実視されていた。ブレグマンは今季から3年契約でレッドソックスに加入したばかりだが、さらなる大型契約を求めて残り2年の契約を破棄。また、ディアスとスアレスはそれぞれ5年契約の残り2年を破棄してフリーエージェント(FA)市場に出ていくことを決めた。
ほかには、今季から2年契約でレイズに加入し、シーズン途中でブレーブスに移籍したキム・ハソンもオプトアウトの権利を行使。今季はシーズンを通して負傷に悩まされ、わずか48試合しか出場できなかったが、FA市場で複数年契約を得られると判断したのだろう。ブレーブスは遊撃手が最大の補強ポイントとなっており、キムの引き留めに動く可能性もある。
一方、ルルデス・グリエルJr.(ダイヤモンドバックス)、A・J・ミンター(メッツ)、タイラー・オニール(オリオールズ)、ワンディ・ペラルタ(パドレス)らは現行の契約を破棄せず、来季も現在の所属チームにとどまることを選択した。
球団側に選択権のある契約オプションでは、ブルワーズがエース右腕のフレディ・ペラルタのオプションを行使。年俸800万ドル(約12億3000万円)と比較的リーズナブルな金額のため、当初からオプション行使が確実視されていた。一方、ホルヘ・マテオ(オリオールズ)、トム・マーフィー(ジャイアンツ)は球団がオプションを行使せず、FAになることが決まった。
球団と選手の両方に選択権がある相互オプションは、両者がオプションを行使しなければ有効とならないため、ほぼ100%に近い確率でオプション破棄となる。今オフも相互オプションはことごとく破棄されており、タイロ・エストラーダ(ロッキーズ)、ミッチ・ガーバー(マリナーズ)、ルーカス・ジオリト(レッドソックス)、ランドール・グリチック(ロイヤルズ)、ダニー・ジャンセン(ブルワーズ)、マイケル・キング(パドレス)、マイケル・ロレンゼン(ロイヤルズ)、ブランドン・ウッドラフ(ブルワーズ)らのオプション破棄が決まっている。
今永昇太(カブス)を含め、オプションやオプトアウトの決断を残している選手はまだ多く控えており、今後数日間でFA選手の人数はさらに増えていく。6日(同7日)の行使期限をもって、ようやく今オフのFA市場が本格的に動き始める。
            
            
            
            