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ホワイトソックスがロバートJr.の年俸2000万ドルのオプションを行使

2025.11.5 10:33 Wednesday

 ホワイトソックスはルイス・ロバートJr.の2026年シーズンの契約オプション(年俸2000万ドル=約30億円)を行使した。これは今年のトレード期限において、クリス・ゲッツGMがロバートJr.を放出しなかった時点で事実上確定していた動きだ。トレードされずホワイトソックスに残ったロバートJr.は8月26日に左ハムストリングを痛め、残りの試合を欠場した。

 一方、ベテラン左腕のマーティン・ペレスは年俸1000万ドル(約15億円)の相互オプションを破棄。バイアウト(契約解除金)として150万ドル(約2億2500万円)を受け取り、フリーエージェント(FA)になることが決まった。

 28歳のロバートJr.は、今季110試合に出場して打率.223、14本塁打、53打点、52得点、出塁率.297、長打率.364、自己最多の33盗塁を記録。後半戦の31試合では打率.298、出塁率.352、長打率.456とまずまずの数字を残していたが、左ハムストリングを痛めて今季2度目の負傷者リスト入りとなり、そのままシーズンを終えた。

 ひとまずホワイトソックス残留が決まったロバートJr.だが、ホワイトソックスは今オフ、再びロバートJr.のトレードを模索する可能性がある。元オールスター外野手のロバートJr.は、2024年のトレード期限あたりからトレードの噂が絶えない選手の1人だ。ちなみに、ロバートJr.はミニー・ミノーソ、レイ・ダーラム、アレクセイ・ラミレスに続き、ホワイトソックスの選手として100本塁打&100盗塁を達成している。

 ロバートJr.はメジャー6年間で通算577試合に出場し、102本塁打、102盗塁、115二塁打、298打点、318得点を記録。センターでは安定した守備を見せ、スター選手になるポテンシャルを秘めている。2023年に自己最多の38本塁打を放ち、才能を開花させたと思われたが、2024年は100試合、今季も110試合しか出場できず、シーズンを通して健康を維持することが大きな課題となっている。

 34歳のペレスは今季11試合(うち10先発)に登板して56イニングを投げ、1勝6敗、防御率3.54、44奪三振を記録。今年1月に2026年シーズンの相互オプションが付属した1年500万ドル(約7億5000万円)の契約で加入したが、左肘の炎症で約4カ月を欠場した。今季最終登板は9月17日のオリオールズ戦。この登板で左肩を痛めて負傷者リスト入りし、そのままシーズン終了となった。


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