大谷翔平が最優秀DH賞を受賞 歴代最多タイの5年連続受賞
2025.11.14 13:38 Friday
13日(日本時間14日)、大谷翔平がエドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者賞)を受賞した。大谷の同賞獲得は5年連続で、1973年の創設以来、デービッド・オルティス(レッドソックスなど)と並んで最多連続受賞記録となった。
この賞は、マリナーズで18年間の選手生活を送り、1995年、1997年、1998年、2000年、2001年にこの賞を受賞したマルティネスにちなんで、2004年に改名された。2025年の受賞により、大谷はオルティス(8度)とマルティネスに続き、この賞を5度以上受賞した唯一の選手となった。
大谷は打者として圧倒的な活躍で、自身4度目、そして3年連続のMVPを獲得。打率.282、出塁率.392、長打率.622を記録し、自身が2024年に立てた球団記録を塗り替える55本塁打を放ち、OPS1.014でリーグトップとなった。
出場した158試合中148試合で先頭打者を打った大谷は、強力ドジャース打線を牽引し、MLBトップの146得点をマークし、ドジャースのワールドシリーズ連覇に貢献。さらに2023年以来の投手復帰を果たし、マウンドでもインパクトを残した。レギュラーシーズンでは14試合、ポストシーズンでも4試合に先発し、二刀流スターの本領を取り戻した。
大谷はエンゼルス在籍最後の3シーズン(2021-23年)でマルティネス賞を獲得し、その後ドジャースと記録的な10年総額7億ドルの契約を結んだ。指名打者としては2021年、2023年、2024年、2025年のMVPシーズンに続き、シルバースラッガー賞を4度受賞している。2026年も驚異的な打撃成績を維持できれば、記録となる6年連続のマルティネス賞受賞の可能性は十分だ。
