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デグロムとアクーニャJr.がカムバック賞選出 ケガから復活のスター選手

2025.11.14 13:50 Friday

 13日(日本時間14日)、オールMLBアワードショーで2025シーズンのカムバック賞が発表され、ア・リーグは右腕ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)、ナ・リーグは外野手ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)がそれぞれ選出された。

 2024年に左膝前十字靭帯(ACL)を完全断裂したアクーニャだが、復帰した今季はすぐに現役最強選手の1人であることを印象付けた。

 5月23日(日本時間24日)の復帰戦ではいきなり467フィート(142メートル)の特大弾を放ち、復活の兆しをアピール。その後は95試合で打率.290、出塁率.417、長打率.518、21本塁打を記録し、キャリア4度目のオールスターゲームに先発出場した。今シーズン400打席以上を記録した215選手のうち、アクーニャのOPS.935を上回ったのはわずか5人だった。

 一方、デグロムも2年近くもの間欠場していた(2023年4月以来登板がなく、2024年9月に復帰)が、ブランクを感じさせない圧巻の好投。12勝8敗、防御率2.97、WHIP0.92(タリック・スクーバルに次いでMLB2位)の成績を残した。デグロムはキャリア5度目のオールスターに選出され、アメリカンリーグのサイ・ヤング賞投票では8位に入った。

 さらに今季のデグロムは、長年のアキレス腱だった耐久性の課題もクリア。2019年以来初めてシーズン30試合に先発し、172回2/3を投げた。

 カムバック賞は「シーズン中にフィールドで復活した」各リーグ1人の選手に贈られる賞で、MLB.comの全球団の番記者の投票で決められる。アクーニャは同賞を受賞した球団史上5人目の選手となり、前年に受賞したクリス・セールに続いた。さらにデグロムは2015年のプリンス・フィルダー以来、球団史上2人目の獲得となった。

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