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ディアスとチャップマンが最優秀救援投手賞に輝く 世代を代表する守護神

2025.11.14 14:07 Friday

 13日(日本時間14日)、オールMLBアワードショーで2025シーズンの最優秀救援投手賞が発表され、ア・リーグはアロルディス・チャップマン(レッドソックス)、ナ・リーグはエドウィン・ディアス(メッツ)がそれぞれ選出された。

 チャップマンは、2019年にヤンキースで受賞しており、通算2度目のマリアノ・リベラ賞(ア・リーグ最優秀救援投手賞)を受賞。一方、ディアスは、2018年にマリナーズでマリアノ・リベラ賞を受賞し、2022年にもメッツでトレバー・ホフマン賞(ナ・リーグ最優秀救援投手賞)を受賞しており、これが3度目の最優秀救援投手賞となった。

 チャップマンは37歳で迎えた今季、全盛期の姿を取り戻し、8度目のオールスターに選出。61回1/3を投げ、防御率1.17、WHIP0.70と、MLBの救援投手の中でトップの成績を収めた。

 被打率はわずか.132で、これも救援投手の中で最も優秀な記録だった。一時は50打者連続アウトを記録するなど、2ヶ月以上にわたって圧倒していた時期もあった。メジャー16年目の大ベテランながら代名詞の剛速球は未だ衰えず、平均球速は上位2%にあたる99.8マイル(160キロ)を維持した。

 最優秀救援投手賞の常連であるディアスは、2014年の同賞創設以来、ジョシュ・ヘイダーに次いで2人目の通算3度の受賞者となった。

 66回1/3を投げ、自身のキャリアでも2番目に低く、リーグの救援投手でトップの防御率1.63を記録。3度目のオールスター選出を果たした今季は、被打率.164と相手打者を圧倒した。

 ディアスはなおも現役最高の「ストライクアウト・アーティスト」だ。今季は98三振、9イニングあたりの三振数は13.3個とハイペースで三振を量産。直球とスライダーのコンビネーションで上位1%に入る空振り率41.5%をマークした。

 ディアスは今オフ、メッツとの残り2年3800万ドル(58億円)の契約をオプトアウト(契約破棄条項を行使)し、フリーエージェントとなった。一躍、今オフの市場で最も注目される投手となり、その去就も注目される。

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