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注目のタッカー争奪戦 ア・リーグ王者ブルージェイズが有力候補か

2025.11.15 08:53 Saturday

 ラスベガスで行われたゼネラルマネージャー(GM)会議は13日(日本時間14日)に終了した。大型移籍は成立しなかったが、MLB.comのマーク・フェインサンドによると、カブスからフリーエージェント(FA)となったカイル・タッカーの獲得に最も強い関心を示しているチームとして、今季のアメリカン・リーグ王者、ブルージェイズの名前が何度も挙がっていたという。

 フェインサンドは13日(同14日)、MLBネットワークの番組「MLBトゥナイト」に出演した際、以下のように語った。

「今週はずっと同じチームの名前が挙がっていた。ヤンキース、フィリーズ、そしてドジャース。しかし、タッカーに関連して、ほかのどのチームよりも多く名前を聞いたのはブルージェイズだった。ブルージェイズは今季ワールドシリーズ進出を果たし、とても勢いに乗っているチームだ。タッカー争奪戦において、ブルージェイズが有力候補の1つであることは間違いないと思う」

 MLBネットワークのジョン・ヘイマンもフェインサンドの見解に同意。今オフのFA市場の目玉であるタッカーの争奪戦に「ブルージェイズは間違いなく参戦するだろう」と語った。一方、タッカー獲得を狙うチームにとって、大きな脅威とならない可能性が高いチームが1つある。それはタッカーが今季在籍したカブスだ。フェインサンドはタッカーがカブスと再契約を結ぶ可能性について「おそらくないだろう」としている。

 28歳のタッカーはカブスに移籍した今季、136試合に出場して打率.266、22本塁打、73打点、25盗塁、出塁率.377、OPS.841をマークし、2年ぶり2度目のシルバースラッガー賞を受賞。2022年から4年連続でオールスターに選出されているほか、2022年にはゴールドグラブ賞の受賞経験もあり、2023年には自己最多の112打点をマークして打点王のタイトルを獲得した。走攻守すべてハイレベルなスター外野手として、FA市場で大きな注目を集めている。


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