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ホフマン賞を受賞したディアス メッツ残留の可能性は「五分五分」と発言

2025.11.15 10:19 Saturday

 エドウィン・ディアスが前回フリーエージェント(FA)となったのは2022年シーズン終了後で、そのときはメッツがすぐに再契約に動いた。ワールドシリーズ終了のわずか4日後、メッツはディアスと救援投手史上最高額となる5年1億200万ドル(約153億円)の大型契約を締結。しかし、今回は両者が合意に向けて急いでいるようには見えない。

 ディアスは今月上旬、オプトアウトの権利を行使してメッツとの契約(残り2年)を破棄し、FAとなった。13日(日本時間14日)にはラスベガスで行われた「MLBアワード」に出席し、代理人がメッツとの新しい契約に向けて交渉を行っていることを明言。しかし、メッツと再契約を結ぶ可能性については「五分五分」と語り、慎重な姿勢を崩さなかった。

 ディアスをめぐる市場はすでに形成されつつある。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、ディアスの代理人はゼネラルマネージャー(GM)会議でブルージェイズと面談を行ったようだ。

 ブルージェイズは今季新加入のジェフ・ホフマンが不安定なパフォーマンスに終始したため、クローザーのアップグレードを狙っている可能性がある。3年3300万ドル(約49億5000万円)で加入したホフマンは移籍1年目の今季68イニングで15本塁打を浴び、防御率4.37に終わった。ポストシーズンでは本来の姿を取り戻したが、ワールドシリーズ第7戦では優勝まであと2アウトに迫った場面でミゲル・ロハスに同点アーチを被弾。痛恨のセーブ失敗を喫し、ブルージェイズは延長戦の末に敗れた。

 今オフのFA市場には有力なクローザーが多数おり、ロベルト・スアレス、デビン・ウィリアムス、ライセル・イグレシアス、ライアン・ヘルズリー、ピート・フェアバンクス、ケンリー・ジャンセンらも市場に出ている。しかし、その中で一番の大物がディアスであることは間違いない。

 13日(同14日)、ディアスはナショナル・リーグの最優秀救援投手に与えられるトレバー・ホフマン賞を受賞(3年ぶり2度目、ほかにアメリカン・リーグのマリアーノ・リベラ賞を1度受賞)。今季は66回1/3を投げて98三振を奪い、28セーブ、防御率1.63の好成績をマークした。


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