ブレーブスがゴールドグラブ賞2度のデュボンをトレードで獲得
2025.11.20 11:36 Thursday
19日(日本時間20日)、ブレーブスは好守の内野手ニック・アレンとのトレードでアストロズからユーティリティ・プレーヤーのマウリシオ・デュボンを獲得したことを発表した。
31歳のデュボンは、今季アストロズで133試合に出場し、打率.241、長打28本、出塁率.289、長打率.355、OPS.644をマーク。総合指標WAR(ベースボール・リファレンス版)は1.7を記録し、キャリア2度目となるゴールドグラブ賞を受賞した。2023年にも受賞しており、いずれもユーティリティ部門での選出である。アストロズでは4年間プレーし、485試合に出場して打率.256、出塁率.292、長打率.367。2022年にはワールドシリーズ制覇を経験した。
ホンジュラス出身のデュボンは、7年間のメジャー生活の中で、内外野の7つのポジションで出場した。二遊間や外野を守る機会が多く、二塁手として214試合、中堅手として198試合、左翼手として133試合、遊撃手として107試合に出場。投手と捕手を除く7つのポジションで少なくとも21試合以上プレーしている。これまでブルワーズ(2019年)、ジャイアンツ(2019~22年)、アストロズ(2022~25年)の3球団に在籍し、通算664試合に出場して打率.257、出塁率.295、長打率.374、OPS.668を記録している。
27歳のアレンは、昨オフにブレーブスへ移籍し、今季は135試合に出場して打率.221、出塁率.284、長打率.251を記録。打撃面に大きな課題を抱えているものの、遊撃の守備は安定しており、ゴールドグラブ賞のファイナリストに選出された。
デュボンは1年後にフリーエージェント(FA)で、アレンがFAになるまでの保有期間はあと4年。来季の予想年俸も当然デュボンのほうが高く、ブレーブスはあと4年キープできる好守のアレンを放出してデュボンを獲得することで内野のアップグレードを図った。
