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カブスと救援右腕メイトンが契約合意か ブルペン再構築に大きな一歩

2025.11.23 11:23 Sunday

 21日(日本時間22日)、カブスが救援右腕フィル・メイトンと2年契約(2028年に球団オプション)に合意したと関係者が報じた。この契約は身体検査後に正式発表される見込みだ。

 32歳のメイトンは2021年から5年連続で60試合以上に登板してきたリリーフ右腕。今季は63登板で防御率2.79の好成績を残し、シーズン途中にカージナルスからレンジャーズへと移籍していた。今季は三振が増えたことでキャリアハイを記録し、奪三振率(32.5%)でMLB上位5%、平均打球速度(84.8マイル)でMLB上位1%、空振り率(36.2%)とバレル率(3.6%)でMLB上位2%に入っていた。

 直球系の平均球速は89.6マイル(144キロ)と平凡だが、カーブを38.2%、カットボールを36.0%の割合で使用するなど、変化球主体の投球が持ち味。カーブは空振り率41.6%、被打率.136と抜群の切れ味を誇る。カットボールは昨季から平均球速がおよそ2マイル向上し、空振り率32.9%、被打率.215と昨季に比べて空振りを増やした。

 カブスは今季のブルペンを支えたブラッド・ケラー、ケイレブ・シールバー、ドリュー・ポメランツがFAとなり、ブルペンの再構築がオフの課題となっていた。「ある意味、挑戦でもある。多くの選手が必要だ。昨年は多くの選手を獲得したので、おそらく同じことを考えるだろう。小規模なトレードや契約、フリーエージェントなども検討するだろう」とGMミーティングで語っていたジェド・ホイヤーGMは、すぐさま今オフ屈指の救援投手だったメイトンの獲得に成功。守護神ダニエル・パレンシアへの橋渡し役を確保した。

 メイトンに加え、先日は今永昇太がクオリファイング・オファーを受諾して残留したとはいえ、カブスにはまだ投手補強が必要になる。今井達也らトップ層の先発投手の動向にも大きく絡みそうだ。


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