通算208本塁打のジョーイ・ギャロ 投手転向へのチャレンジを継続中
2025.11.24 10:09 Monday
ジョーイ・ギャロが投手としてメジャーでのキャリアを続ける意向を示してから約8カ月、元スラッガーがマウンドに立つ姿が久しぶりに公開された。試合のマウンドに立ったわけではなく、ギャロ自身のソーシャルメディア上でその様子が公開されている。
32歳になったばかりのギャロは、自身のX(旧Twitter)アカウントに3球を投げる15秒の動画を投稿した。この動画では、捕手の姿は確認できないが、ギャロの投球をミットで受ける音がハッキリと聞こえる。
ギャロは2度のシーズン40本塁打を記録するなど、メジャー通算208本塁打を誇るスラッガー。しかし、2024年にナショナルズでプレーしたのを最後に、メジャーの舞台から遠ざかっており、2024年は223打数で打率.161に終わった。2022年から2024年にかけて、ヤンキース、ドジャース、ツインズ、ナショナルズを渡り歩いたが、打率.166、出塁率.286、長打率.379、三振率40.6%とかつての強打を見せることはできなかった。
近年は低迷が続いているものの、レンジャーズ時代は主力選手として活躍し、2度のオールスター選出のほか、ゴールドグラブ賞も2度受賞。メジャーを代表する長距離砲として名を馳せた。
今年はホワイトソックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに参加していたが、投手転向の意向を示したため、ホワイトソックスは3月中旬にギャロを解雇した。
身長196センチのギャロは、全盛期にはメジャー有数の強肩外野手として知られていた。2021年には送球の平均球速が93.9マイル(約151キロ)を計測し、これはメジャー全体5位の数字(送球50回以上の外野手に限る)。ほぼ一塁に専念する前の最後のシーズンとなった2023年の平均球速は89.8マイル(約145キロ)だった。
