カージナルスがノンテンダーFAの捕手ジョエル・ポゾと再契約
2025.11.25 12:43 Tuesday
ノンテンダーFAからわずか3日後、人気者の控え捕手で、勝負強い代打の切り札でもあるジョエル・ポゾがカージナルスに戻ってきた。24日(日本時間25日)、カージナルスは1年契約を結んだことを発表した。
かつてホームレス生活を経験し、2025年シーズンでも屈指の心温まるストーリーの主人公となった28歳のポゾは、今季メジャー2位タイとなる7つの代打打点を記録。人当たりの良いルックスや明るい性格に加え、プレッシャーの中でも冷静沈着なプレーにより、カージナルスのチームメイトやコーチ陣から絶大な人気を誇っている。今季終了後、ダリル・カイル賞の受賞者にも選ばれた。
さらに、カージナルスは右腕セム・ロバースとマイナー契約を結んだことを発表。ロバースもポゾ同様にノンテンダーFAとなっていたが、わずか3日後の再契約となった。また、右腕スコット・ブルエットとのマイナー契約も発表され、ブルエットは招待選手として来春のスプリングトレーニングに参加することが決まっている。
ポゾは今年1月にマイナー契約でカージナルスに加入。イバン・ヘレーラが4月に左膝炎症で負傷者リスト入りしたため、メジャー昇格を果たした。2021年にレンジャーズでメジャーデビューしたポゾは、素早く新天地に適応し、カージナルスの選手としてプレーした初戦で本塁打を放った。
ポゾは昇格後すぐ、代打の切り札としての地位を確立。今季は代打で6安打、2二塁打を記録し、7月5日の敵地カブス戦では決勝アーチも放った。シーズントータルでは67試合に出場し、打率.231、8二塁打、5本塁打、19打点をマークした。
ロバースはオランダ出身の24歳で、今季はマイナー3Aメンフィスで4試合に先発したあと、トミー・ジョン手術を受けることになった。まだメジャー経験はなく、2024年は1Aパームビーチと3Aメンフィスで合計90回1/3を投げ、5勝5敗、防御率4.38、80三振を記録した。
28歳のブルエットは、メジャー通算43登板の実績を持つ。今季はツインズ、ブレーブス、オリオールズの3球団でプレーし、合計26試合に登板して3勝0敗、防御率5.48という成績だった。
