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グレイのトレード成立後、レッドソックスとカージナルスの次の動きは?

2025.11.26 10:12 Wednesday

 今月行われたゼネラルマネージャー(GM)会議の場において、レッドソックスは今オフの最優先事項を明らかにした。チーフ・ベースボール・オフィサーを務めるクレイグ・ブレスローによると、「2つの大きな目標」があるという。1つ目は、ポストシーズンの戦いでエース左腕のギャレット・クローシェの次を任せられる「先発2番手」を確保すること。2つ目は、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使して退団したアレックス・ブレグマンの穴を埋める「強打者」を獲得することだ。

 25日(日本時間26日)、レッドソックスはカージナルスとのトレードを成立させてベテラン先発右腕のソニー・グレイを獲得し、1つ目の目標を達成。よって、次はブレグマンの穴を埋める強打者の獲得を目指すことになるだろう。

 米メディア「ジ・アスレチック」の報道によると、レッドソックスの第1希望はあくまでもブレグマンとの再契約。しかし、ブレグマンの引き留めに失敗した場合に備え、ピート・アロンソ、ボー・ビシェット、カイル・シュワーバーといったFA市場のほかの強打者たちにも関心を示しているようだ。

 さらに、「ジ・アスレチック」はレッドソックスが捕手のJ・T・リアルミュートにも興味を示していることを報じている。ただし、ブレグマンの穴を埋める強打者として獲得を狙っているわけではなく、戦力アップのためのピースとして位置づけているとみられる。

 一方、カージナルスにとって、グレイの放出は今オフ予想されている「チーム解体」の第一歩に過ぎない。今後も主力選手(特にベテラン)の放出に動く可能性が高く、三塁手のノーラン・アレナドや一塁手のウィルソン・コントレラスがトレード候補に挙がっている。ブレンダン・ドノバン、ラーズ・ヌートバー、ジョジョ・ロメロらにも放出の噂があり、長期にわたってコンテンダー(優勝候補)の地位をキープしてきた名門がいよいよ本格的なチーム再建に突入することになりそうだ。


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