アストロズが今季韓国で16勝を挙げた右腕ワイスとメジャー契約で合意
2025.12.3 10:10 Wednesday
アストロズが先発ローテ候補の投手を獲得した。2日(日本時間3日)、MLB.comが関係者から得た情報によると、右腕ライアン・ワイスとメジャー契約を結ぶことで合意。なお、身体検査の結果を待っている状態で、まだ球団からの正式発表は行われていない。
28歳のワイスは過去2年間、韓国プロ野球でプレー。ハンファ・イーグルスで合計270回1/3を投げ、防御率3.16、305三振、WHIP1.07をマークした。身長193センチの右腕は、2018年ドラフト4巡目指名でダイヤモンドバックスに入団し、ダイヤモンドバックスとロイヤルズのマイナーで合計132試合(うち47先発)に登板。2021~23年にはマイナー最上位の3Aでプレーしたが、メジャー昇格は果たせなかった。2023年は台湾プロ野球でもプレーしている。
マイナーでは合計313回1/3を投げ、防御率4.88、294三振、WHIP1.42と目立った数字は残せていない。
アストロズはエース左腕のフランバー・バルデスがフリーエージェント(FA)となり、ハンター・ブラウンとクリスチャン・ハビアーの両右腕が先発の軸。スペンサー・アリゲッティが健康を取り戻せばローテの一角に入り、それ以外はランス・マカラーズJr.やコルトン・ゴードン、ジェイソン・アレクサンダー、J・P・フランス、球団16位有望株のAJ・ブルーバーらの競争が予想される。ワイスもスプリングトレーニングでこの競争に加わることになるが、計算できる投手が少ないため、アストロズは引き続き先発投手の補強を目指している。
10月にはブルージェイズのかつてのドラフト1巡目指名選手である右腕ネイト・ピアソンと1年契約を結んだが、ピアソンはブルペンの一員としての起用が有力視されている。29歳のピアソンは今季、カブスでメジャーと3Aを往復し、9月21日に解雇。新天地でポテンシャルを開花させることができるか注目される。
