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トレード市場ではツインズに注目 主力3選手に放出の可能性あり

2025.12.3 11:36 Wednesday

 もし大規模なチーム再建に突入する道を選択した場合、ツインズはトレード市場で大きな注目を集めるチームとなるだろう。生え抜きのスター外野手と主力先発投手2人がトレード要員となる可能性があるからだ。

 ESPNのカイリー・マクダニエルとジェフ・パッサンは「今オフ中にトレードされる可能性がある選手」としてトップ25を選出。そのランキングのトップ10にはバイロン・バクストン(5位)、ジョー・ライアン(6位)、パブロ・ロペス(8位)とツインズの選手が3人ランクインした。

 バクストンは2028年シーズンまで7年1億ドル(約150億円)の長期契約を結んでおり、2026年シーズンまでは全球団に対するトレード拒否権が付属している。しかし、トレード拒否権を破棄する姿勢を見せており、ツインズが放出に動けば、移籍に応じる可能性は高い。今季は8年ぶりに規定打席をクリアし、打率.264、35本塁打、83打点、24盗塁(失敗0)、OPS.878の好成績をマーク。カイル・タッカーやコディ・ベリンジャーといったフリーエージェント(FA)市場の大物外野手を逃したチームが獲得に興味を示しそうだ。

 一方、ライアンとロペスの両右腕は、比較的安価な先発補強を目指すチームにとって魅力的な選択肢となるだろう。ディラン・シースが7年2億1000万ドル(約315億円)でブルージェイズと契約したように、先発投手の価格高騰は続いている。メジャーで実績十分の両右腕には、FA市場に大金を投じることができないチームから問い合わせが殺到しそうだ。

 ライアンは今季171イニングを投げて13勝10敗、防御率3.42、194三振を記録。メジャー5年目でオールスターに初選出された。FAになるのは2027年シーズン終了後で、あと2年保有できるため、ツインズが放出を決断した場合には大きな対価を得られるはずだ。

 ロペスは2027年シーズンまで4年7350万ドル(約110億2500万円)の契約を結んでおり、こちらも保有期間はあと2年。今季は3度の負傷者リスト入りがあり、わずか14試合しか先発できなかったが、75回2/3を投げて5勝4敗、防御率2.74、73三振とパフォーマンス自体は安定していた。ちなみに、ESPNの記事では両右腕ともトレードの可能性は「50%」と予想されている。

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