English Español 韓国語

タイガースが右腕アンダーソンと1年契約 韓国球界からの逆輸入

2025.12.6 10:33 Saturday

 タイガースが先発右腕ドリュー・アンダーソンと1年契約(2027年は球団側に選択権のある1年契約付き)に合意したと、ジ・アスレチック(有料記事)のケン・ローゼンタール記者が報じた。アンダーソンは2022年から2シーズンを広島カープで、2024年から2シーズンをKBOのSSGランダーズでプレーしていた。具体的な年俸額は明らかになっておらず、球団はこの契約をまだ正式発表していない。

 現在31歳のアンダーソンは2017年から2021年までMLB3球団(フィリーズ、ホワイトソックス、レンジャーズ)でプレーし、通算19登板で防御率6.50をマーク。その後、アジア球界でプレーし、広島では2シーズンで通算34登板(19先発)で防御率3.05と好投した。

 2024年から挑戦したKBOではさらにパフォーマンスを上げ、1年目は24登板(23先発)で11勝3敗、防御率3.89をマーク。続く2025年は30先発で12勝7敗、防御率2.25とさらにエース級の好成績だった。

 今オフはKBOからの“逆輸入”契約が目立っている。KBOで圧倒的な成績を残していたコディ・ポンセは3年3000万ドル(約46億円)の好条件でブルージェイズに移籍。そして、ライアン・ワイスはアストロズと1年260万ドル(約4億円)で契約した。

 アンダーソンもポンセに匹敵する好成績をKBOで記録しており、三振率35.3%(ポンセは36.2%)、四球率7.3%(ポンセは5.9%)と、MLBからの注目を集める上で十分なパフォーマンスを披露した。

 タイガースは2024年1月にアンダーソンとマイナー契約を結んだ(アンダーソンはMLB昇格を果たせず、4月末に退団してKBOへ移籍)こともあるなど、アンダーソンを追い続けてきた球団だ。ジ・アスレチックのタイガース番記者コディ・スティーブンヘイゲンによれば、タイガースはアンダーソンを先発として起用予定だという。

 アンダーソンの加入で、タイガースの先発陣はタリック・スクーバル、ケーシー・マイズ、ジャック・フラハティ、リース・オルソン、アンダーソン、トロイ・メルトンといった顔ぶれになった。頭数は揃っているものの、タイガースはFA市場のトップ投手たち(レンジャー・スアレス、マイケル・キング、ザック・ギャレン)にも関心を示していると報じられている。絶対的エースのスクーバルのトレードの噂も取り沙汰されており、今後の動きが注目される。


spotvnow