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パイレーツが元有望株のルチアーノをウエーバーで獲得

2025.12.6 10:51 Saturday

 パイレーツがジャイアンツの元トッププロスペクトであるマルコ・ルチアーノをウエーバーで獲得した。

 24歳のルチアーノは、2018年に国際フリーエージェント(FA)としてジャイアンツと260万ドルの巨額の契約金で契約。マイナーでは非凡な打力を発揮し、球界有数の有望株として頭角を現した。

 2022年の開幕前はMLBパイプラインの有望株ランキングで球界13位に入ったが、その後は伸び悩んだ。2023年にMLBデビューを果たしたが、2024年にかけての2シーズンで41試合、126打席で打率.217、OPS.590と低迷。2025年は3Aで23本塁打を記録したが、打率.214、OPS.749と粗さが抜けず、平凡な成績に終わった。

 ルチアーノは既にマイナーオプション(ウエーバーを介さずに選手を直接マイナーへ降格させられる回数)が切れており、がけっぷちに立たされている。移籍先のパイレーツでは開幕ロースターの座を勝ち取るか、DFAかどちらかの運命が待つことになる。ルチアーノは本職は内野手だが、今季から外野にも挑戦しており、まずはユーティリティとして生き残りを賭ける。

 パイレーツは一方で外野手のウィル・ロバートソンがウエーバーでオリオールズへと流出し、40人枠は現在39人。8日(日本時間9日)から始まるウィンターミーティングに、1枠の空きを残して迎えることとなった。

 今オフはカイル・シュワーバー、岡本和真といったFAの強打者の獲得に興味を示していると報じられ、積極手に打線補強を目論むパイレーツ。ウインターミーティング最終日に控えるルール5ドラフトも含め、その空き枠をどう活用するかは注目だ。


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