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ヤンキースがユーティリティプレーヤーのロサリオと再契約合意

2025.12.14 08:35 Sunday

 ヤンキースはウィンターミーティングの期間中、左腕に対する攻撃のバランスを改善する必要性について議論していた。その問題に対処するべく、13日(日本時間14日)にユーティリティプレーヤーのアメッド・ロサリオと再契約で合意したことが明らかになった。

 MLB.comのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、ヤンキースとロサリオは1年250万ドル(約3億7500万円)で合意。第一報はYESネットワークによってもたらされた。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。

 30歳のロサリオは、7月26日(同27日)に右腕クレイトン・ビーター、外野手ブロウム・マルティネスとのトレードでナショナルズから移籍。ヤンキースでは16試合に出場し、打率.303(33打数10安打)、3二塁打、1本塁打、5打点、OPS.788を記録した。

 今季はナショナルズとヤンキースで合計63試合に出場し、打率.276(181打数50安打)、6本塁打、23打点、出塁率.309、長打率.436、OPS.745をマーク。左腕に対して打率.302(116打数35安打)、OPS.819と強さを発揮し、守備では三塁、二塁、右翼、遊撃の4ポジションをこなした。

 フロリダ州オーランドで行われたウィンターミーティングが終盤に差し掛かる頃、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは右打者の補強を目指していることを明かしていた。

「左腕との対戦時に適切なマッチアップが組めるよう、アーロン・ブーン監督には正当な選択肢を与えたいと思っている。今の打線は明らかに左打者が多く、それが弱点となっているからね。ただ、獲得可能な右打者はそれほど多くないんだ」

 ルール5ドラフトでカージナルスから獲得した右腕ケイド・ウィンクエストを除くと、今オフのヤンキースが獲得したメジャーリーガーは、2025年シーズンにヤンキースに在籍していた選手ばかりだ。

 ロサリオは左腕ティム・ヒル、外野手トレント・グリシャム、左腕ライアン・ヤーブローとともに「残留組」となる。また、ヤンキースはユーティリティプレーヤーのオスワルド・カブレラ、右腕クラーク・シュミットとの年俸調停を回避し、すでに2026年シーズンの契約を結んでいる。

 なお、ヤンキースは今週、ドレイク・フェローズ、ブラッドリー・ハナーの両右腕とマイナー契約を締結。2人とも招待選手としてスプリングトレーニングに参加することが決まっている。


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