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グラスナウがトレードの噂について言及 移籍の可能性は消滅か

2025.12.15 11:29 Monday

 今オフは例年以上に多くの先発投手がトレード候補になっており、今季ポストシーズンに出場したチームですら、一線級の先発投手を手放す可能性があることが報じられている。

 ESPNのアルデン・ゴンザレスは、ウィンターミーティングを振り返る議論の中で、ドジャースがタリック・スクーバル(タイガース)をトレードで獲得するために必要な「天文学的な対価」の一部として、先発右腕タイラー・グラスナウを放出する可能性があることを伝えていた。

「グラスナウの名前が話題に挙がっており、ドジャースは彼を放出することに反対しないだろう。彼が(契約に見合うだけの)健康状態を維持してくれると期待するチームが少なくないのは確かだ」

 ドジャース先発陣の層の厚さを考えれば、グラスナウ放出論は興味深く、また信憑性もある話だ。しかし、グラスナウ自身が14日(日本時間15日)、MLBネットワークラジオのインタビューの中で、トレードの噂について以下のように言及している。

「トレードされるだろうという噂を聞いていたから、何を信じればいいのか分からなかったんだ。でも、フロントオフィス(とアンドリュー・フリードマン編成本部長)に話してみたところ、『キミはどこにも行かないよ』という感じで言われた。つまり、トレードされることはないと言われたし、僕は彼らを信じている」

 32歳の右腕は南カリフォルニアの出身であり、トレードの可能性がないと聞いたことによる安心感を歓迎している。

「野球で圧倒されたり、ストレスを感じたりしたときはいつでも『何をそんなに焦っているんだ? ドジャースタジアムでプレーできるなんて、まさに夢みたいじゃないか』と言い聞かせるようにしているんだ」

「ときどき観客席を見上げて、自分がかつて座っていた座席を見つめながら、その景色を楽しむ瞬間があるんだ。若いころの自分は(ドジャースでプレーしていることを)きっと信じられないだろう。誰かに嘘をつかれていると思うんじゃないかな」

 グラスナウにとって、ドジャースでプレーすることは、まさに夢の実現。フロントオフィスがグラスナウに伝えた内容が事実であれば、エース級のポテンシャルを秘める右腕は来季も「夢」を継続することができそうだ。


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