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ヤンキースが先発要員を確保 右腕ブラックバーンと再契約合意

2025.12.22 08:40 Monday

 MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースは右腕ポール・ブラックバーンと再契約を結ぶことで合意したようだ。契約条件は1年200万ドル(約3億円)で、ブラックバーンが80イニング、90イニング、100イニング、110イニング、120イニングに到達するたびに10万ドル(約1500万円)の出来高が支払われるという。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。

 投球イニングに応じた出来高が設定されているのは、ヤンキースがブラックバーンを先発候補の1人として考えているからだろう。ゲリット・コール、カルロス・ロドン、クラーク・シュミットが負傷中のため、マックス・フリードとキャム・シュリットラーに続く3番手以降は流動的。ブラックバーンにも開幕ローテーション入りのチャンスはありそうだ。

 今月33歳の誕生日を迎えたブラックバーンは、キャリアを通して負傷に悩まされてきた。2024年はアスレチックスとメッツで14試合に先発して防御率4.66を記録したが、足と手の負傷で長期離脱を強いられた。

 2024年シーズン終了後には背中の手術を受けた。今季はメッツで開幕を迎えたが、膝と肩の負傷に悩まされ、7試合(うち4先発)の登板で防御率6.85と不振。8月中旬にリリース(解雇)された。

 その数日後、ヤンキースとメジャー契約を結び、移籍後は8度のリリーフ登板で15回1/3を投げて防御率5.28を記録。ポストシーズンでは1試合だけ登板したが、ブルージェイズとの地区シリーズ第1戦で1回1/3を投げて6安打4失点と打ち込まれた。

 ブラックバーンは2012年ドラフト1巡目指名でカブスに入団し、2016年7月にマリナーズへトレード。同年のシーズン終了後にはアスレチックスへのトレードが決まり、翌2017年にメジャーデビューした。2022年には前半戦の18先発で6勝5敗、防御率3.62の活躍を見せ、オールスター選出を果たしている。


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