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村上のホワイトソックス移籍が決定 岡本の争奪戦も本格化か

2025.12.22 09:21 Monday

 移籍市場で注目されていたスラッガーの1人、村上宗隆の移籍先が決まった。45日間の交渉期間終了が迫る中、21日(日本時間22日)にホワイトソックスと2年契約を結んだことが発表された。

 村上が移籍市場から消えたことにより、スラッガー獲得を狙ういくつかのチームは、補強ターゲットを別の日本人選手に変更する可能性がある。読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している岡本和真だ。

 20日(同21日)、MassLive.comのクリス・コティーロ記者は、レッドソックスが村上と岡本の動向をチェックしていることを報じた。アレックス・ブレグマンとの再契約を「最優先事項」としているレッドソックスだが、フリーエージェント(FA)のボー・ビシェットやエウヘニオ・スアレス、ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)、イサーク・パレイデス(アストロズ)らほかの内野手にも興味を示しており、ブレグマン流出に備えた代役候補として岡本の名前が浮上していても不思議ではない。

 また、ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマン記者は今月に入り、ブルージェイズとパイレーツが29歳の右打者である岡本に興味を示していることを報じていた。

 岡本の交渉期限は米東部時間1月4日午後5時(日本時間1月5日午前7時)。よって、岡本にはまだ2週間ほど時間が残されている。もし期限までに契約が成立しなければ、岡本は来季も読売ジャイアンツでプレーすることになるが、その可能性は低いだろう。

 岡本は空振りが多い村上よりも「完成度の高い打者」と評価されている。村上よりコンタクト能力が高いだけでなく、十分なパワーも備えており、2018~23年には6年連続で30本塁打以上を記録。今季はケガの影響で77試合の出場にとどまったが、それでも打率.327、15本塁打、OPS1.014をマークした。NPBの11シーズンで通算1074試合に出場し、打率.277、248本塁打、OPS.882を記録している。


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