コントレラス獲得のレッドソックス 今後も打線強化を継続へ
2025.12.23 11:26 Tuesday
レッドソックスのチーフベースボールオフィサー(CBO)を務めるクレイグ・ブレスローは今オフ、打線強化の方法を模索しており、21日(日本時間22日)にはカージナルスとのトレードを成立させ、右打ちの一塁手ウィルソン・コントレラスの獲得に成功した。レッドソックスがトレードでカージナルスの主力選手を獲得するのは、右腕ソニー・グレイに続いて今オフ2人目だ。
MLB.comでレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者によると、レッドソックスはコントレラス獲得後も打線強化を継続する方針だという。また、ジ・アスレチックのジェン・マカフリー記者も関係者から得た情報として同様の内容を伝えており、「アレックス・ブレグマンとの再契約が最優先事項であることは変わらない」と付け加えた。
しかし、レッドソックスはブレグマンと再契約するために、他球団との争奪戦に勝利する必要がある。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者は関係者から得た情報をもとに、ブレグマンの移籍先の有力候補としてブルージェイズとダイヤモンドバックスの名前を挙げている。ローゼンタール記者によると、カブスもブレグマン争奪戦に加わっているようだ。
もしブレグマンとの再契約に失敗した場合、レッドソックスは代替案を考えなければならない。レッドソックスはブレグマン以外にも、フリーエージェント(FA)市場とトレード市場の両方で多くの野手に興味を持っていることが明らかになっており、すでに契約が決まったカイル・シュワーバー(フィリーズ)、ピート・アロンソ(オリオールズ)、ホルヘ・ポランコ(メッツ)、村上宗隆(ホワイトソックス)らにも関心を示していた。
FA市場に残っている選手の中では、強打のスター遊撃手ボー・ビシェットを筆頭に、エウヘニオ・スアレス、岡本和真らが候補に挙がる。ただし、岡本はポスティング制度による移籍のため、交渉期限が1月4日(同5日)に迫っており、その時点ではまだブレグマンの去就がハッキリしていない可能性もある。
トレード市場では、ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)、ブレンダン・ドノバン(カージナルス)、イサーク・パレイデス(アストロズ)、コリー・シーガー(レンジャーズ)らの名前が挙がる。ただし、レンジャーズはシーガー放出の可能性を否定しており、マルテに関してはレッドソックスが争奪戦から撤退したとの報道も出ている。
一方、コントレラスの加入により、レッドソックスでの立場が不透明になった選手もいる。若手一塁手のトリストン・カサスだ。トレードの噂が絶えないジャレン・デュランとともに、今後有力なトレード候補となっていくかもしれない。
