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ドジャースが元盗塁王のエステウリー・ルイーズをマーリンズへ放出

2025.12.30 10:45 Tuesday

 29日(日本時間30日)、MLB.comが関係者から得た情報によると、ドジャースは元盗塁王の外野手エステウリー・ルイーズをマーリンズへ放出し、トレードの対価として有望株右腕アドリアーノ・マレーロを獲得したようだ。まだ両球団からの正式発表は行われていない。

 スピードスターのルイーズは今季、ワールドシリーズを制したドジャースで控え外野手を務めた。主に代走や守備固めとして19試合に出場し、打率.190(21打数4安打)、1本塁打、4盗塁を記録した。

 マーリンズは27日(同28日)、今季106試合に出場した外野手デーン・マイヤーズをマイナー外野手イーサン・オドネルとのトレードでレッズへ放出。それから2日後、外野手を補充するトレードを成立させた。

 ルイーズはマイヤーズの役割(右打ちのセンター)をカバーすることになるだろう。マイヤーズ放出後、マーリンズは正中堅手ジェイコブ・マーシー以外にセンターを本職とする選手が有望株ビクター・メサJr.しかおらず、右打ちの外野手もエリベルト・ヘルナンデスしかいなかったため、ルイーズはチームの補強ポイントに合致する存在だ。

 ルイーズはドジャースのロースター40人枠に登録されていたため、マーリンズはルイーズ獲得に伴って枠を1つ空ける必要があり、エリック・ワガマンをDFA(ロースターの40人枠から選手を外す措置)とする予定であることが報じられている。ルイーズはまだマイナーオプションが1つ残っており、年俸調停権も取得していないため、マーリンズとしては格安で臨機応変に起用することができる。一方、ドジャースはルイーズ放出によってロースターの40人枠が1つ空いた。

 来年2月に27歳の誕生日を迎えるルイーズはアスレチックス時代の2023年にリーグ最多の67盗塁を記録し、盗塁王のタイトルを獲得。ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.(73盗塁)に次ぐメジャー2位の盗塁数だった。2022年にはマイナー2Aと3Aの合計114試合で85盗塁をマークしたこともある。

 ルイーズは今季ドジャースでテオスカー・ヘルナンデスとトミー・エドマンがケガを抱えている期間中、外野の「保険」のような存在となっていたが、2026年シーズンの外野手の起用プランの中には含まれていなかった。

 18歳のマレーロはキューバ出身で、昨オフにマーリンズと契約。今季はドミニカ共和国のサマーリーグで10試合に先発して33イニングを投げ、防御率3.82、35三振を記録した。


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