今井達也がアストロズと合意 毎年オプトアウト可能な3年契約
2026.1.2 08:49 Friday
日本人右腕の今井達也(27)がアストロズと毎シーズン終了後のオプトアウト権を含む3年契約で合意。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者の話として伝えた。球団からの正式発表はされていない。
ジ・アスレチックのチャンドラー・ローム記者によると、契約総額は最大で6300万ドル(約91億3500万円)になるという。
今井は11月19日、所属する日本プロ野球(NPB)の埼玉西武ライオンズからポスティング公示され、MLB球団との45日間の交渉期限が米東部時間1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)に迫っていた。
27歳の右腕は、2024年と2025年の両年を含め、NPBで3度のオールスター選出経験を持つ。
今井は過去数年で日本球界のエース級投手として台頭。過去3シーズンすべてで防御率3.00未満、イニング数を上回る奪三振を記録した。中でも2025年シーズンはキャリア最高の1年に。10勝5敗、自己最高の防御率1.92、163回2/3を投げて178三振をマークし、ライオンズの継投ノーヒッターにも貢献した。
2024年も同様に、10勝8敗、防御率2.34、キャリアハイとなる187三振、投球回173回1/3を記録している。
ライオンズでの8シーズンの通算成績は58勝45敗、防御率3.15、963回2/3を投げて907三振。しかし、2023年以降に限れば防御率は2.18、9イニングあたりの平均奪三振数は9.5を記録している。
今井の主な球種はフォーシームとスライダー。2025年のフォーシームの平均球速は94.9マイル(約152.7キロ)で、MLB右腕先発投手の平均94.6マイル(約152.2キロ)をわずかに上回り、最速は90マイル台後半(約158キロ)に達する。スライダーは平均86.2マイル(約138.7キロ)で、空振り率46%を記録した。
対左打者を中心に投じるチェンジアップも有効で、2025年は平均85.5マイル(約137.6キロ)、空振り率41%を記録。その他、スプリットやカーブも織り交ぜ、2025年シーズン中には指の間隔を広げた新しい「バルカン」チェンジアップも習得した。
今井は、スーパースラッガーの村上宗隆(25)、岡本和真(29)らを含め、このオフシーズンにポスティングされた数多くの注目日本人選手の1人。2026年シーズンに向けてNPBからMLBに移籍する投手の中ではトップクラスと評価されていた。
11月に行われたMLBのGM会議で、今井の代理人スコット・ボラス氏は、才能あるNPB投手がMLBでスターになっていることに言及しつつ、ドジャースのエース山本由伸と比較した。山本は2025年にワールドシリーズMVPに選ばれ、サイ・ヤング賞の最終候補にもなった。
ボラス氏は今井について「今井はNPBで山本が成し遂げたことすべてをやってのけた」と語った。(文:David Adler、訳:山田結軌)
