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ブレグマン争奪戦の行方 古巣レッドソックスの対抗馬は?

2026.1.7 11:46 Wednesday

 アレックス・ブレグマンにとって、この冬はデジャ・ブとなっている。ブレグマンは残り2年8000万ドル(約125億円)のレッドソックスとの契約を破棄してフリーエージェント(FA)となり、1年前には得られなかった新しい長期契約を求めている。

 昨冬、ブレグマンは長期契約の希望から切り替え、年平均額の高い短期契約を求め、最終的に2月15日にレッドソックスと3年1億2000万ドル(約188億円)の契約を結んだ。6000万ドル(約94億円)の繰延払いと2つのオプトアウト(契約破棄条項)を含むその契約によって、ブレグマンは再びFA市場に出るチャンスを得たが、この日まで望みの長期契約は実現していない。

 この傾向が続けば、ブレグマンは2年続けて似たような短期の年平均額の高い短期契約を目指すだろうか。

「彼はより長い年数による安定を求めているのか、それともAAV(契約総額を契約年数で割って求められる契約の年平均額)が重要なのか?長期契約を結ぶ可能性はあるが、昨年彼が得たような額は得られないだろう」と、関係者は疑問を呈する。

 ブレグマンは昨季、レッドソックスで114試合に出場して18本塁打、62打点、OPS.821を記録。シーズン途中には右大腿四頭筋の負傷で7週間の欠場を余儀なくされた。ケガ前の成績(51試合で11本塁打、35打点、OPS.938)は、復帰後の成績(63試合で7本塁打、27打点、OPS.724)を上回っている。ブレグマンは健康であれば、依然としてトップクラスの攻撃力を持つサードだ。

 ブレグマンは2026年の開幕週には32歳を迎えるため、レッドソックスであれ他の球団であれ、長い契約年数を提示するのに抵抗がある球団もいるかもしれない。ただ、1年前にクオリファイングオファー(QO)を受けたブレグマンは、今オフはQO対象ではなく、獲得に伴うドラフト指名権の喪失というペナルティに悩まされることはない。

 ブルージェイズとダイヤモンドバックスは、再契約を目指すレッドソックスにとって最大の脅威であると球界内で見なされていた。しかし、ブルージェイズは最近になって日本から内野手の岡本和真を獲得し、ブレグマンから撤退する可能性が高い。ダイヤモンドバックスは有力候補の1つだが、ケテル・マルテのトレード放出を行わなければ、状況は変わるかもしれない。

 多くのチームがブレグマンの動向を注視しているものの、複数の球団幹部は、3度のオールスター選出を誇るこのスターがレッドソックスに復帰すると予想している。

「彼はフィールド内外でチームに完ぺきにフィットしていた。レッドソックスも彼のことをよく知っているし、彼もチームをよく知っている。いつものことだが、最終的にはお金の問題だ」

 ESPNの最新の報道によれば、レッドソックスはブレグマンに対し、昨オフにタイガースが提示した6年1億7150万ドル(約268億円)規模の大型契約を与える意思を示したという。

 レッドソックスはブレグマンが昨季示したリーダーシップを高く評価している。ローマン・アンソニー、セダン・ラファエラ、マルセロ・マイヤーなど、チームに若い選手が多いことを考えれば、見過ごせない要素だ。そして、マイヤーはブレグマンが流出した際にサードを務められるが、マイヤーをセカンドに移し、ブレグマンを復帰させる方が良いだろう。レッドソックスにとってもう一つの選択肢は、FAの内野手ボー・ビシェットを獲得してセカンドに据え、マイヤーをサードで起用することだ。

 カブスも昨オフにブレグマンに関心を示していたが、最終的に最高入札者になる可能性は低いと関係者は考えている。ただ、ア・リーグの球団幹部はカブスの可能性を除外せず、カブスとレッドソックスが「最有力候補」と予想している。

「彼は世界一に必要なピースだと見られている」と、その幹部は言う。

 メッツは外野手の補強に注力しており、主なターゲットはコディ・ベリンジャーとカイル・タッカーだ。しかし、どちらも獲得できなければ、ブレグマン獲得に動くかもしれない。現在、サードはブレット・ベイティと予想されているが、ブレグマンはアップグレードとなる。主砲ピート・アロンソが抜けた穴を埋められるだろう。

 仮にブレグマンが再び長期契約狙いから切り替えた場合、他の球団にも獲得の可能性が出てくるだろうか。昨オフにブレグマン争奪戦に加わったタイガースは、未だに関心を寄せている。ただ、昨オフに提示したような契約を喜んで与えるという兆候は示していない。

 タイガースは、2年連続サイ・ヤング賞投手のタリック・スクーバルが今季限りでDAとなるため、大きな決断を控えている。スクーバルと再契約することを目指して財布の紐を固くするのか、スクーバルをFAで失うことを覚悟して、ブレグマンと契約するような大型補強でオール・インするのか。選択が注目される。

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