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カブレラのカブスへのトレードが先発投手市場に与える影響は?

2026.1.8 09:46 Thursday

 カブスがマーリンズから右腕エドワード・カブレラを獲得したことを受けて、MLB.comでは今回のトレードが各球団や移籍市場に与える影響について、3人の記者に意見を求めた。

【1】今回のトレードは、マッケンジー・ゴアやフレディ・ペラルタらトレード候補となっているほかの先発投手にどんな影響を与えるのか。トレードの可能性は高くなったのか、それとも低くなったのか。

 カブレラを獲得するためにカブスは球団1位と11位の有望株(と3人目の選手)を放出しなければならなかったという点が興味深い。しかし、カブレラはあと3年保有可能な選手であり、それが価値を押し上げた可能性は高い。カブレラは保有期間があと2年のゴアほど優秀な投手ではない。ゴアもまた、FAまであと1年となったペラルタほど優秀な投手ではない。

 とはいえ、カブレラのカブス移籍が決まったことで、トレードの選択肢が1つ減ってしまった。フランバー・バルデス、レンジャー・スアレス、ザック・ギャレンといったフリーエージェント(FA)の有力投手に大金を投じたくないチームにとって、トレードでの補強は先発ローテーションを強化するための唯一の手段となる。私は今回のトレード以前からゴアとペラルタがトレードされるだろうと予想していたので、今更「トレードはない」と予想する理由はない。(全国担当:マーク・フェインサンド記者)

【2】カブスにとって、今回のトレードでオフシーズンの補強は終了なのか。それとも、より大きな動きの前兆と見るべきなのか。

 今後、さらなる動きがあるのは確実だ。もしカブスが打線と先発ローテーションの両方にインパクトのある選手を加えようとしているなら、今回のトレードはそれをより現実的なものにする素晴らしい方法だった。あと3年保有できるカブレラを獲得したことにより、カブスはFA市場に大金を投じることなく、インパクトのある先発投手を手に入れることができた。

 先発補強の資金を節約できたため、カブスのフロントオフィスは強打者獲得に向けて、もう少し積極的に動いていくことになるかもしれない。昨オフに続いてアレックス・ブレグマンの獲得を狙っているとの噂があり、ここ最近の報道によると、ボー・ビシェットの獲得を少なくとも検討しているようだ。今回のトレードにより、カブスは理論上、ぜいたく税の最初の基準額(2億4400万ドル=約366億円)を超えることなく、強打者の獲得を実現することができるだろう。(カブス担当:ジョーダン・バスティアン記者)

【3】FA市場にはまだバルデス、ギャレン、スアレスら有力投手が残っているが、カブレラのトレードが決まった今、こうした投手たちの獲得に乗り出す可能性が最も高いチームはどこだろうか。

 カブレラのトレードがFA市場の3人の有力投手にどれくらい影響を与えたかは定かではない。なぜなら、カブスは先発投手に大金を投じるつもりはなかったと思われるからだ(ギャレン獲得に乗り出すという噂はあった)。FA市場の先発投手に大金を投じる意思のあるチームは、依然としてFA市場での補強を狙っているはずだ。有力な先発投手の移籍先としては、メッツ、オリオールズ、エンゼルス、ブレーブスの4チームに注目すべきだろう。(全国担当:マーク・フェインサンド記者)

【4】今回のトレードにより、マーリンズがサンディ・アルカンタラを放出する可能性は高くなったのか、それとも低くなったのか。

 オフシーズンを通して、マーリンズのピーター・ベンディックス編成本部長は「投手陣全員の保有権が複数年残っているため、無理にトレードを行う必要はない」と語っていた。トレード成立のためには魅力的なオファーが届く必要があり、カブレラのカブス移籍はまさにその通りのトレードだった。ただし、アルカンタラの場合は事情が異なっているのは明らかだ。元サイ・ヤング賞投手のアルカンタラだが、トミー・ジョン手術から復帰した昨年は成績を落とした(ERA+82)。一方、カブレラは自己ベストのシーズンだった(ERA+125)。3年保有可能なカブレラに対し、アルカンタラは2027年の球団オプション(年俸2100万ドル=約31億5000万円)を含めても残り2年だ。マーリンズは先発投手の層が厚いものの、ケガの不安を抱える投手も多い。マックス・マイヤーとブラクストン・ギャレットは手術明けで、ライアン・ウェザースも過去2年間は長期離脱を経験している。こうした状況を考えると、球団の顔であるアルカンタラのトレードは、さらに可能性が低くなったと言えるだろう。(マーリンズ担当:クリスティーナ・デ・二コラ記者)


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