ブルージェイズがタッカー獲得に本腰 ビシェット再契約は見送りか
2026.1.8 11:36 Thursday
今オフ、すでにディラン・シース、タイラー・ロジャース、コディ・ポンセ、岡本和真を獲得するなど、積極的な補強を見せているブルージェイズだが、まだ2026年シーズンに向けた補強は完了していない。フリーエージェント(FA)市場の目玉であるカイル・タッカーの獲得に向けて、熱心に取り組んでいるようだ。
ジ・アスレチックのミッチ・バノン記者は、ブルージェイズがタッカー獲得に向けた動きを「加速」させていることを伝えている。オールスター4度の実績を誇る外野手には多くのチームが関心を示しているが、バノン記者によると、ブルージェイズはここ最近、「より積極的」に動いているようだ。また、ブルージェイズの最大のライバルはドジャースとメッツになるとみられる。MLBネットワーク・ラジオのジム・デュケット氏によると、この2チームはタッカー獲得に熱心に取り組んでいるという。
一方、バノン記者はブルージェイズがボー・ビシェットと再契約を結ぶ可能性について「ますます低くなっている」と伝えている。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者も同様の見解を示した。
岡本の加入もあり、ビシェットはプロ入り後に唯一在籍してきたチームにもはや居場所が残されていないかもしれない。しかし、ビシェット獲得には多くのチームが興味を示しており、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は3日(日本時間4日)の時点で、フィリーズ、ヤンキース、カブス、ドジャース、レッドソックスなどがビシェット争奪戦に加わっていることを報じていた。
ジ・アスレチックは7日(同8日)、カブスがビシェットに興味を示していることに加え、三塁手の補強を目指してアレックス・ブレグマンと引き続き交渉中であることを報じた。ジ・アスレチックによると、レッドソックスもブレグマン、ビシェットの両選手と交渉を行っているという。
レッドソックスが再契約を目指すブレグマンについて、ブルージェイズとダイヤモンドバックスが有力な移籍先候補に挙げられていたが、ブルージェイズはブレグマンと同じ三塁手の岡本を獲得したため、ブレグマン争奪戦から撤退したとみられる。ダイヤモンドバックスはトレードが噂されていたケテル・マルテが残留濃厚となっており、正式に残留が決まれば、こちらもブレグマン争奪戦から撤退することになるだろう。
ブレグマンにも多くのチームが興味を示しているものの、MLB.comのマーク・フェインサンド記者によると、複数の球団幹部は「ブレグマンは最終的にレッドソックスに残る」と予想しているという。昨オフ、ブレグマンはタイガースから6年1億7150万ドル(約257億円)のオファーを受けていたが、ESPNの報道によると、レッドソックスは同規模のオファーを提示する「意思を示している」ようだ。
カブスも昨オフに続いてブレグマン獲得に興味を示しているが、関係者によると、カブスがレッドソックスよりも高額のオファーを提示する可能性は低いという。しかし、あるア・リーグ球団の幹部は「カブスを除外することはできない」と話しており、レッドソックスがブレグマンとの再契約を実現させる上で、カブスが最大のライバルになると考えているようだ。
特筆すべきは、カブスがFA市場に大金を投じることなく、インパクトのある先発投手の獲得を実現させたことだ(マーリンズとのトレードでエドワード・カブレラを獲得)。これにより、カブスは強打者獲得に資金を投入することが可能になったため、レッドソックス優位とみられるブレグマン争奪戦の行方に影響を与える可能性もありそうだ。
