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剛腕カブレラ獲得のカブス 次はタッカーに代わる強打者補強か

2026.1.9 09:41 Friday

 カブスは今オフ、ローテーションにインパクトのある投手を加えることを目指し、7日(日本時間8日)にマーリンズとのトレードを成立させて剛腕エドワード・カブレラを獲得した。カブレラ獲得自体が大きな補強だが、トレードで先発投手を獲得したことにより、さらなる戦力補強に動く可能性が出てきた。

 フリーエージェント(FA)市場に大金を投じることなく先発投手の補強を実現できたため、カブスには大物選手を獲得できるだけの資金的余裕が残されている。また、FAになったカイル・タッカーの後釜として起用される見込みだった有望株オーウェン・ケイシーを今回のトレードで放出したため、野手補強の必要性も増した。この2つの要素を合わせると、カブスが資金的余裕を生かしてFAの大物野手の獲得に乗り出す可能性が浮上する。

 カブスの補強ターゲットとして注目されるのはFA市場に残る3人の大物野手、アレックス・ブレグマン、ボー・ビシェット、コディ・ベリンジャーだ。

 カブスは昨オフからブレグマンに関心を示し続けており、三塁手のアップグレードを目指して現在も交渉を続けているとみられる。

 ブレグマンはレッドソックスとの再契約が有力視されているものの、関係者の間ではブルージェイズとダイヤモンドバックスが対抗馬として挙げられていた。しかし、岡本和真を獲得したブルージェイズはブレグマン争奪戦からの撤退が濃厚。ダイヤモンドバックスはケテル・マルテをトレードで放出した場合、ブレグマン獲得に動くとみられていたが、マイク・ヘイゼンGMはマルテのトレードが成立する可能性が低いことを示唆している。

 MLB.comのマーク・フェインサンド記者によると、複数の関係者は「カブスがレッドソックスを上回る条件を提示する可能性は低い」と考えているようだ。ただし、レッドソックスの対抗馬としてカブスを挙げる球団幹部もいるという。

 ブレグマンに関心を示す一方、カブスはビシェット争奪戦にも加わっている。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者とウィル・サモン記者は7日(同8日)、カブスがビシェットに関心を示していることを改めて報じた。カブスはビシェットを三塁手として獲得することを検討しているという(ビシェットはプロ入り後、三塁を守った経験なし)。もしブレグマンかビシェットを獲得できれば、若手のマット・ショウを二塁に回すことが可能になり、FAまで残り1年のニコ・ホーナーがトレード要員となることが予想される。ただし、ジ・アスレチックによると、カブスはまだホーナー放出を本格的には検討していないようだ。

 MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、カブスのほか、フィリーズ、ヤンキース、ドジャース、レッドソックスもビシェット争奪戦に加わっている。ブルージェイズもビシェットとの再契約を目指しているとみられていたが、ジ・アスレチックのミッチ・バノン記者によると、現在はタッカー獲得に注力しており、ビシェット残留の可能性は低くなっているようだ。ローゼンタール記者も同様の見解を示している。

 ヘイマン記者によると、ベリンジャーがカブスに復帰する可能性も残されているようだ。昨オフ、カブスはタッカー加入で余剰戦力となったベリンジャーをトレードでヤンキースへ放出したが、そのタッカーがFAとなり、有望株ケイシーもいなくなったため、ベリンジャーを呼び戻す可能性が浮上している。なお、カブスがブレグマンやビシェットではなくベリンジャーを獲得した場合、契約最終年を迎える鈴木誠也は今季もDHメインの起用になることが予想される。


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