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Dバックスはスター二塁手マルテを放出しない意向 残留が確定

2026.1.10 12:30 Saturday

 ダイヤモンドバックスは9日(日本時間10日)、スター二塁手ケテル・マルテを放出しないことを、交渉していた各球団に通達。マイク・ヘイゼンGMは大きな対価を求めたが実現せず、マルテは来季もダイヤモンドバックスに残ることになる。

 ヘイゼンGMが「この状況を長引かせるつもりはない」とコメントしたおよそ1週間後、ダイヤモンドバックスはマルテに関するオファーに耳を傾けるのを止めた、とジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者が最初に報じた。

「結局、そこまで(合意に)近づくことはなかった。オフシーズンを通してずっと言ってきたことを改めて強調したい。つまり、これは実現しないと思っていたということだ。ただ、人々の意見に耳を傾けることが自分の仕事だと感じていた。彼は我々にとってスーパースターであり、長年そうだったし、これからもそうあり続けるだろう」と、ヘイゼンGMはコメントした。

 マルテは過去7シーズンにわたってMLB最高の選手の一人だった。オールスターには3度選出され、過去2年はナ・リーグのスタメン二塁手にも選ばれた。シルバースラッガー賞も2度受賞し、その期間でbWAR(走攻守の貢献度を示す総合指標)27.8、打率.289、出塁率.363、長打率.510を記録した。MVP投票にも度々顔を出し、2019年にはナ・リーグMVP投票で4位、2024年は同3位、昨季は22位に入っている。

 ダイヤモンドバックスは投手陣の強化を同時に、昨季開幕時には球団史上最高額に達していた1億9500万ドルの総年俸を削減しようと、今オフはマルテに関するトレードに耳を傾けていた。

「言うまでもなく、今のチームには多くの不確実な部分があり、チーム作りのためにあらゆる選択肢を検討せざるを得なかった。そして、もし(マルテを)トレードしていたら、間違いなくチームを著しく弱体化させていただろうと、私は重々承知している。人的要因を考えると、トレードは好ましくない。選手たちを厄介な状況に追い込むことは承知している」と、ヘイゼンGMは言う。

 ヘイゼンGMはここ数日、他球団にこれ以上の交渉は行わないと伝えた後、マルテと電話で話したと述べた。マルテがアリゾナで春季トレーニングに臨む近い将来、両者はじっくり話し合う予定だが、ヘイゼンGMは両者の間に確執が残るとは考えていないと述べた。

「彼はプロだ。来年はリーグでMVP投票トップ10に選ばれる活躍をするだろうし、きっと大丈夫だ」

 ヘイゼンGMは、マルテ、外野手コービン・キャロル、捕手ガブリエル・モレノ、遊撃手ヘラルド・ペルドモを擁するダイヤモンドバックスは、リーグのどの打線にも劣らない強力なカルテットを擁していると語る。

 右打ちの一塁手・指名打者タイプを獲得し、外野手ジェイク・マッカーシーかアレック・トーマスのどちらかを移籍させる可能性を除けば、ダイヤモンドバックスの補強ポイントはブルペン陣の強化になる。

 ヘイゼンGMは、まだリリーフ投手を2、3人獲得する予算はあると語ったが、マルテをトレードに出さなかったことで、高額のフリーエージェント(FA)を長期契約で獲得できるだけの資金がチームにあるとは考えにくい。

 オーナーのケン・ケンドリックが予算超過を決断するか、両者が契約に関して創意工夫を凝らさない限り、ダイヤモンドバックスはFAの三塁手アレックス・ブレグマンの争奪戦から脱落することになると思われる。

 ヘイゼンGMは自身の方針通り、ブレグマンや将来FAになる可能性のある人物について具体的に話すことを拒否した。

「若くて万能な優秀な(ポジション)選手が続々と台頭し始めている。外部からの補強も検討し、投手陣の強化も可能な限り続けていく。まだFA市場とトレード市場で、リリーフ投手を数人獲得できればと思っている。先発投手陣もまだ空いている。もし何か良い材料があれば、引き続き強化していくつもりだ」

 マルテは、フィールドでの活躍だけでなく、契約内容もチームにとって魅力的だった。32歳のマルテはダイヤモンドバックスと3度の延長契約を結んでおり、最新の契約は昨年4月に締結されたもので、2030年まで有効で、2031年は選手オプションとなっている。

 マルテは今季1500万ドル(約23億円)、2027年に1200万ドル(約19億円)、2028年に2000万ドル(約31億円)、2029年に2200万ドル(約34億円)、2030年に2200万ドル(約34億円)、そして2031年の選手オプションは1150万ドル(約18億円)だ。

 契約はMVP投票の結果、そして打席数次第で出来高が付き、年俸が上がる仕組みになっている。さらに4600万ドル(約72億円)の繰延金も含まれている。マルテは4月に10&5ライツ(MLBでサービスタイム10年、同一球団に在籍5年だった場合、トレード拒否権を得られる)を得るため、その後はマルテの同意無しにトレードはできない。


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