カブスがブレグマン獲得へ 5年1億7500万ドルの大型契約で合意
2026.1.11 13:07 Sunday
カブスがスター選手をチームに加えることに成功したようだ。10日(日本時間11日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、カブスはレッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていたアレックス・ブレグマンと5年1億7500万ドル(約262億5000万円)の大型契約で合意。オプトアウト条項はなく、全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれるという。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。
ブレグマンはアストロズで9シーズンを過ごしたあと、昨オフに初めてFAとなり、レッドソックスと3年1億2000万ドル(約180億円)で契約した。この契約には毎年オプトアウト可能な条項が盛り込まれており、ブレグマンは2025年シーズン終了後にその権利を行使。再びFA市場に出ていった。
ブレグマンはアストロズからFAとなった際にクオリファイングオファーを提示されていたため、今オフは同オファーの対象外。よって、ブレグマンを獲得したカブスがペナルティを受けることはなく、レッドソックスもドラフト指名権の補償を受けられない。
2015年ドラフト全体2位指名でアストロズに入団したブレグマンは、2016年のメジャーデビュー以来、球界屈指の三塁手として活躍を続けている。特にアストロズでは主力選手の1人としてチームを牽引し、2017年から8年連続のポストシーズン進出に貢献。同期間中に4度のリーグ優勝を成し遂げ、2017年と2022年にはワールドシリーズ制覇も達成した。アストロズ時代は通算打率.272、191本塁打、出塁率.366、長打率.483、OPS+132を記録。ポストシーズン99試合で19本塁打、OPS.789をマークした。
31歳のブレグマンはレッドソックスでも活躍を続けたが、右大腿四頭筋を痛めて5月に負傷者リスト入り。7月の復帰後はややパフォーマンスを落とした。シーズントータルでは18本塁打、OPS.821、OPS+128を記録し、自身3度目のオールスター選出。ワイルドカードでのポストシーズン進出に貢献した。
ブレグマンのベストシーズンは2019年だ。この年は打率.296、41本塁打、112打点、OPS1.015と打ちまくり、ア・リーグMVP投票で2位にランクイン。この年の成績はやや例外的な数字だが、OPS+が113を下回ったシーズンは1度もなく、コンスタントな活躍が光っている。2016年以降、ブレグマン(43.1)を上回るfWARを記録している三塁手はホゼ・ラミレス(ガーディアンズ)しかいない。
昨オフ、アストロズはブレグマンとの再契約に興味を示していたが、ブレグマンは6年1億5600万ドル(約234億円)のオファーを拒否したことが報じられている。その後、2月になってようやくレッドソックスとの3年契約を締結。アストロズはイサーク・パレイデスを後釜の三塁手に据えた。
ブレグマンの加入は、正三塁手として活躍していたレッドソックスの主砲ラファエル・デバースとの間に緊張を生んだ。ブレグマンが三塁に入ったことにより、11年3億3100万ドル(約496億5000万円)の長期契約を結んでいたデバースは三塁からDHへ移ることに。その後、トリストン・カサスの離脱に伴って一塁への再コンバートを求められた際に不満を示し、最終的には6月に電撃トレードでジャイアンツへ放出されることになった。デバースを放出し、ブレグマンとの再契約にも失敗したレッドソックスは今後、内野の穴埋めとして本格的にボー・ビシェットの獲得に乗り出すことが予想されている。
