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名捕手モリーナが古巣カージナルスの編成本部長付特別補佐に就任

2026.1.22 10:19 Thursday

 カージナルスの「4」は、セントルイス、ミズーリ州、そしてカージナルスの球団組織において、名捕手ヤディアー・モリーナの象徴とも言える背番号だ。モリーナは3シーズンにわたってチームを離れていたあと、球団スタッフとして戻ってくる。

 21日(日本時間22日)、カージナルスは現在43歳のモリーナがハイム・ブルーム編成本部長付の特別補佐としてチームに復帰することを発表した。モリーナはメジャーとマイナーの捕手陣の育成に携わり、選手育成カリキュラムの策定などを手助けする予定だ。

 ブルーム編成本部長は、球団から発表された公式声明の中で「ヤディがカージナルスの球団組織に戻ってきてくれて嬉しい。彼はエリートレベルの競争者であり、常に勝利を収めてきた選手であり、史上最高の捕手の1人である。この新しい役割において、ユニフォームを着ているときも、そうでないときも、チームに多くの貢献をしてくれることを期待している。ヤディは捕手育成プログラムに意見提供を行い、捕手育成やゲームプラン戦略に関してスタッフに助言をし、そして彼独自の視点からフロントオフィスに貴重な意見をくれるはずだ。そして、おそらく最も重要なのは、彼が高い基準を求め、細部までこだわり、勝利に不可欠な王者のメンタリティを育むことに貢献してくれるということだと思う」と述べた。

 モリーナはカージナルス一筋で19年間プレーし、ワールドシリーズ制覇2度、オールスター選出10度、ゴールドグラブ賞9度といった輝かしい実績を残した。今後はユニフォームを着る日もあれば、裏方として働く日もあるという。将来的にメジャーリーグの監督を目指しているモリーナは、ワールドベースボールクラシックのプエルトリコ代表で監督を務める予定であり、フロリダ州ジュピターで行われるカージナルスのスプリングトレーニングにも姿を見せると予想されている。

 カージナルスの球団組織において、捕手は非常に層が厚いポジションだ。メジャーレベルにはイバン・ヘレーラ、ペドロ・パヘス、ジミー・クルックスがおり、ほかにもマイナーのゴールドグラブ賞を受賞したレオナルド・バーナル(球団4位/メジャー全体92位の有望株)、19歳の逸材ライニエル・ロドリゲス(球団3位/メジャー全体55位の有望株)らが控えている。

 長年のチームメイトであるアルバート・プホルスとともに2022年限りで引退したモリーナは、昨季中に2度、オリバー・マーモル監督からの招待を受けて、ゲストコーチとしてチームに復帰した。それ以前は、2022年のワイルドカードシリーズで敗退して引退したあと、本拠地ブッシュスタジアムに戻ってきたのは、2023年に行われたアダム・ウェインライトの引退セレモニーの1度だけだった。

 カージナルス一筋でプレーしたモリーナは、1球団での捕手最多出場記録(2184)を保持している。また、ウェインライトとのバッテリーで記録した勝利数(213)と先発出場数(328)も史上最多。さらに、2005年から2022年まで18年連続で開幕戦にスタメン出場し、これも捕手史上最長記録となっている。

 盗塁阻止率はメジャートップを4度記録し、プラチナグラブ賞も4度受賞。通算2168安打、176本塁打、1022打点と打撃面でも存在感を示した。

 モリーナは昨年8月8~10日と9月5~7日にゲストコーチを務めた際、「自分自身にとって大きな意味を持つ野球に再び力を注ぎたいと思っている」と話していた。また、息子のヤヌエル・モリーナがテキサス大学アーリントン校に進学して野球をプレーすることが決まったため、「フルタイムの役割でメジャーリーグに復帰する絶好の機会だ」と改めて強調していた。

 昨年8月8日、カージナルス対カブスの試合前に、モリーナは「将来は監督をやりたいと思っている。でも今は家族に集中している。なぜなら、家族はそれに値するからだ。将来はコーチを務め、一歩ずつ前進していきたい」とコメントした。

 さらに「カージナルスに戻ってきて、捕手陣を手助けし、アドバイスを与え、成長に貢献したいと思っている。選手を助けるためにここに来たんだ。何かを変えようと思ってここに来たわけではない。できる範囲内で若い選手たちを手助けしたい。そして、野球を楽しみたい。プレーできないのが寂しいのではなく、グラウンドにいられないのが寂しい。でも、ここにいられること、セントルイスに戻ってきたことだけでも大きな意味がある。この街の人々はいつも、私や私の家族のことを気にかけてくれる」とカージナルスやセントルイスへの思いを語っていた。


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