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村上加入のホワイトソックスが右腕ドミンゲスと2年契約で合意

2026.1.24 09:03 Saturday

 ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMは、ルイス・ロバートJr.をメッツへトレードしたあと、「まだやるべきことが残っている」と話していた。

 21日(日本時間22日)、ゲッツGMは「積極的に活動していくつもりだ。すでに代理人や他球団と話し合いを進めており、ロースターは今後も変化していくと予想している」と今後の方針について言及した。

 ロバートJr.の今季の年俸は2000万ドル(約30億円)だったが、ホワイトソックスはその「ロバートJr.資金」を活用し、早速補強に動いた。23日(同24日)にMLB.comが関係者から得た情報によると、ホワイトソックスはフリーエージェント(FA)の救援右腕セランソニー・ドミンゲスと2年2000万ドル(約30億円)の契約を結ぶことで合意。球団からの正式発表はまだ行われていない。

 31歳のドミンゲスはフィリーズ、オリオールズ、ブルージェイズで合計7年間プレーし、通算322試合に登板して40セーブ、防御率3.50、WHIP1.21を記録している。これまで試合の重要な場面でたびたび登板してきたが、ホワイトソックスでも同様の役割を担うことになりそうだ。

 昨季はオリオールズでスタートし、7月29日にブルージェイズへ移籍した。登板数(67)と投球イニング(62回2/3)はともにキャリアハイを更新し、自己最多の20ホールドをマーク。防御率3.16、WHIP1.28、79三振、36四球と例年通りの活躍を見せ、被打率は1割台(.198)だった。

 ドミンゲスは昨季、フォーシーム、スイーパー、スプリット、シンカー、カーブの5球種を投げた。フォーシームの投球割合が最も多く(43.2%)、平均97.7マイル(約157キロ)を計測。これはメジャー上位6%に入る球速である。

 ほかの指標を見ると、平均打球速度87.5マイル(約141キロ)は上位11%の好成績で、空振り率33.3%(上位6%)や三振率30.3%(上位9%)も素晴らしい。その一方で四球がかなり多く、四球率13.8%はメジャー全体の下位1%に低迷。与四球率5.17は自己ワーストだった。

 四球は多いものの、空振りを奪うことのできるパワフルな投球は魅力的だ。最大の武器はフォーシームだが、第2~3の球種であるスイーパーとスプリットも素晴らしい数字を残しており、スイーパーは被打率.132、被長打率.245、空振り率49.1%を記録。スプリットも被打率.114、被長打率.159、空振り率49.5%をマークした。

 ホワイトソックスは昨季、ジョーダン・リージャーがチーム最多の7セーブを挙げ、若手のグラント・テイラーも6セーブを記録するなど試合終盤を任された。しかし、ドミンゲスはメジャー1年目の2018年に16セーブをマークしており、経験値も豊富。ウィル・ベナブル監督にとって、ドミンゲスがクローザーの有力候補になるのは間違いない。

 最終的に誰がクローザーを務めることになるかは不明だが、ホワイトソックスは少なくとも試合終盤を任せることのできる投手の頭数を増やそうと尽力している。

 ホワイトソックスは今オフ、村上宗隆とアンソニー・ケイをそれぞれ2年契約で獲得し、先発ローテーション候補としてショーン・ニューカムとも契約。ロバートJr.とのトレードではルイスアンヘル・アクーニャとトルーマン・ポーリーを獲得した。ドミンゲスはこうしたメンバーに加わる最新の新戦力ということになる。

 ホワイトソックスの今後の動きについて、ゲッツGMは21日(同22日)の時点で「外野手を補強することは特に考えていないが、ロースター全体を見ながら補強を考えていく」と言及していた。

 ゲッツGMは「ロバートJr.のような選手を失ったとき、その代わりとなる選手を獲得しなければならないという前提が生じる。しかし、チームの勝利を手助けするためには(ただ単に穴埋めをするだけでなく)才能のある選手を増やしていくことが必要だ。それは先発投手かもしれないし、リリーフ投手かもしれない。あるいは、右打者と左打者のバランスを取ることかもしれない」と語り、ロバートJr.の単なる穴埋めではなく、チーム全体の底上げを目指す方針であることを明かした。

 そして「我々はオープンマインドで今後の動きについて考えている。クリエイティブに動いていきたいし、新たな才能をチームに加えることを楽しみにしているよ」と付け加えた。


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