FA市場に残るトップ選手たちの最新情報
2026.1.28 09:59 Wednesday
スプリングトレーニングが近づいているが、ストーブリーグはまだ終わったわけではない。実際、フリーエージェント(FA)市場には、チームに大きな変化をもたらせるFA選手が数人残っている。まだ市場に残る10選手の最新情報は以下の通り。
フランバー・バルデス
今FA市場でトップクラスの先発投手であるバルデスは、獲得の関心がないわけではないが、まだ市場に残っている。ベテラン左腕はメッツ、オリオールズ、ジャイアンツ、カブスへの移籍が噂されており、ブルージェイズもディラン・シースと契約する前に会談したと報じられている。タイガースもタリック・スクーバルに次ぐ投手を必要としているが、トップ層の投手ではなく中堅層から探しているとの噂がある。
キャリアを通してゴロ量産マシンとして活躍してきたバルデスは、アストロズからのクオリファイングオファーを拒否してFAになった。そのため、獲得に伴ってドラフト指名権を失う可能性があり、それもバルデスがまだFAの理由かもしれない。また、昨季終盤に満塁本塁打を許した後に、バルデスが捕手のサインを無視してボールを当てたという騒動がどう関係しているかは不明だ。
エウヘニオ・スアレス
スアレスはキャリアハイに並ぶ49本塁打を記録し、ア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦でも満塁本塁打を放ち、マリナーズを勝利に導いた。この本塁打は、昨季のポストシーズンでも最も記憶に残る本塁打の一つとなった。
マリナーズでの二度の在籍期間を経たスアレスは、ファン人気が高く、マリナーズも依然として関心を持っているようだ。ジャスティン・ホランダーGMは先月、マリナーズは「冬の間ずっと彼の代理人と連絡を取り合っていた」と述べた。パイレーツもスアレスと接触している。打線強化を模索しているレッドソックスとタイガースも候補として挙げられている。
ルイス・アライズ
アライズの市場は興味深い展開を見せている。長打力はないものの、2022年から2024年まで3年連続で首位打者に輝いたコンタクトヒッターである28歳の内野手は、アライズの基準からすれば「不調」のシーズンを終えた。ナ・リーグ1位の181安打を記録したものの、OPS+はキャリアで初めて平均を下回った。
年齢と実績はアライズにとって有利な点だ。アライズは今年まだ29歳で、通算打率.317、オールスター選出3度を数える。一方で、打撃はパワーに欠け、守備も特に優れているわけではなく、スピードもない。昨季はパドレスで一塁手を務め、パドレスは今オフも依然として一塁手を必要としている。しかし、それ以外では、オフシーズン序盤にレンジャーズとの噂が流れた以外、アライズに関する話題は多くない。
ザック・ギャレン
ギャレンはキャリアワーストの防御率4.83、奪三振率21.5%を記録したばかりだ。不振の主な原因は、球界屈指のカーブボールの切れ味が鈍ったことだ。それでも30歳の右腕には、オールスター選出、2023年サイ・ヤング賞投票3位の実績があり、ダイヤモンドバックスのワールドシリーズ進出に貢献してきた。通算防御率は3.58と安定感もある。
MLB.comのマーク・ファインサンド記者は、エンゼルス、ジャイアンツ、タイガース、オリオールズ、ブレーブス、カブスがギャレンに興味を示している球団と挙げている。スプリングトレーニングが近づく中、まだ複数の先発投手が市場に残っているため、他のドミノ倒しが起これば、ギャレンの市場も動き始めるかもしれない。
クリス・バシット
このリストに載っている多くの先発投手と同様に、バシットも同様のカテゴリのFA市場の真っ只中にいる。37歳の右腕は昨季、ブルージェイズで防御率3.96を記録した。高齢にもかかわらず、過去4シーズンは最低でも30試合に先発登板しており、耐久性を証明している。
先発投手はいくらいても足りない。先発投手市場が活性化すれば、バシットの移籍先は必ず現れるだろう。メッツ、オリオールズ、タイガース、ジャイアンツ、ブレーブス、カブスは、30代後半に差し掛かっているにもかかわらず、確かな実力を誇るバシット獲得に動くかもしれない。
ルーカス・ジオリト
先発市場に残っているのは、大部分が中堅のベテラン投手たちだが、他とは違うセールスポイントを持つ投手もいる。2022-23年にかけて防御率4.89、2024年はトミー・ジョン手術で全休したジオリトは、昨季レッドソックスで26先発して10勝4敗、防御率3.41をマーク。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によれば、ここ数週間で「多くのチーム」が31歳のジオリト獲得に動いているという。
しかし、同記者がそのうち名指しで挙げたのはタイガースのみだった。これはデトロイトフリープレスのエヴァン・ペッツォルド記者が以前報じた内容と一致している。同記者はバシット、ニック・マルティネス、ホセ・キンタナにもタイガースが関心を示していると報じている。タリック・スクーバル、ジャック・フラハティ、ケイシー・マイズ、リース・オルソンを擁するタイガースは、それらの候補のうちの誰かを獲得できれば、ローテーションが完成するだろう。さらに、高校時代のチームメートであるジオリトとフラハティのつながりを考えると、タイガースは有利かもしれない。とはいえ、リーグ平均の実力を持ち、さらに伸びしろもある投手が必要ない球団はほとんどない。同じ高校のチームメートだったマックス・フリードがいるヤンキースにも、ジオリト獲得の必要性はある。
マーセル・オズナ
ブレーブスは昨夏のトレードデッドラインでオズナを放出しようとしたが、オズナの市場はあまりなかった。FAとなった今冬も状況はほぼ同じだ。打力に関する疑いはないが、現在35歳で成績は不安定、さらに長打率は劇的に低下している(2023年から2024年は.552、2025年は.400)。また、ここ数年は外野をほとんど守っていない。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者は、ベン・チェリントンGMがもう一人の「実績のある打者」の獲得に興味を示したことを受けて、12月にパイレーツが獲得に動く可能性を示唆したが、それ以外の情報は何もなかった。他の選択肢としては、打力不足が懸念されるガーディアンズ、ロイヤルズなどが妥当だろう。
ジャスティン・バーランダー
ジャイアンツは、2025年に指南した若手投手から絶賛されていたバーランダーとの再契約に興味を示していた。しかし、動きはなく、ジャイアンツがエイドリアン・ハウザーとタイラー・マーリーを獲得したことから、バーランダー獲得への関心は薄れた。ジ・アスレチックのローゼンタール記者は、オリオールズが獲得に関心を示していると報じた。報道時点では特に進展はなかったものの、バーランダーとオリオールズの相性は良い。バーランダーはバージニア出身で、バルデスのような選手より確実に安価で獲得できる。オリオールズは若くポテンシャルにあふれるチームで、ベテランが不足している。
マックス・シャーザー
シャーザーは2026年もプレーする意向がある。ただ、われわれが知っている情報はこれだけだ。先週、ジ・アスレチックのインタビューで、契約の準備はできているものの急いではいないと明言。開幕後、シャーザーが希望する球団でプレーする機会が巡ってくるまで待つつもりだと語った。どの球団がリストに載っているか、双方が関心を示しているかどうかは不明だが、優勝してキャリアを終えられる球団を選ぶ可能性が高い。ブルージェイズとの再契約が叶わない場合、パドレス、フィリーズ、タイガースのいずれかが候補になる。
オースティン・ヘイズ
センターとライトの市場はほとんど移籍先が決まった一方、レフトの市場は手つかずだ。レフトの市場は手薄だが、2023年のオールスターで昨季はケガを抱えながら103試合で15本塁打を放った選手の存在は、やはり興味深い。ヘイマンは20日(日本時間21日)、カージナルス、メッツ、ヤンキースがヘイズと接触し続けていると報じた。メッツとヤンキースはコディ・ベリンジャーに対するプランBと捉えていた可能性が高く、ベリンジャーのヤンキースの再契約が決まった今、市場がどう動くのか注目だ。
