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ツインズのフォルビー編成本部長が球団と合意した上で退任することを発表

2026.1.31 10:38 Saturday

 球団運営の上層部に大きな変化が起きる中、ツインズは30日(日本時間31日)、デレック・フォルビー編成本部長が球団と合意した上で退任することを発表した。

 フォルビー氏は2016年11月、ツインズの編成本部長に就任。2024年11月からは事業本部長も兼任し、球団編成のサポート役としてジェレミー・ゾール氏がゼネラルマネージャー(GM)に就任していた。今後はゾールGMが編成トップとなり、球団オーナーのトム・ポーラッド氏が暫定的に事業部門の責任者を務めるという。なお、ツインズは事業本部長の後任探しを開始する予定だ。

 ポーラッド氏は「新たな役職に就き、球団の将来についてデレックと話し合いました。その結果、ツインズとデレックの双方にとって、変化こそが最善の策であるとの結論に至りました。ポーラッド一族とツインズ球団を代表して、デレックがこの球団組織に残した決して消えることのない功績に感謝を申し上げます」と語った。

 昨年12月、ポーラッド氏は弟のジョーからツインズの運営権を引き継いだ。それと同時に、ツインズは3人の新たなリミテッドパートナーからオーナーシップグループへの出資を正式に承認。その当時、ポーラッド氏は球団の日常業務に積極的に関わっていく意向を表明していた。

 今回の人事異動によって、ツインズの組織は合理化され、ゾールGMはフォルビー氏の下で働くのではなく、オーナーシップ直下で編成トップの役割を担う。また、今後採用される新たな事業本部長もポーラッド氏の下で働くことになる。

 ポーラッド氏は「今後は事業部門のトップと編成部門のトップを別々に置くのが最善の体制だと考えています。今、この組織にとって最善なのは、これらの2つの部門がそれぞれ100%のエネルギーと集中力を注ぐことです。確かに、こうしたリーダーシップの在り方は、これまでと異なる要素を含んでいます。しかし、こうした要素を総合的に評価した結果、これが今後の最善の道だと判断しました」と事業本部長と編成本部長の兼任体制をやめる理由について言及した。

 ツインズはフォルビー政権下で4度のポストシーズン進出を果たし、2023年には実に21年ぶりとなるシリーズ突破を達成した(ワイルドカードシリーズでブルージェイズに勝利)。しかし、直近2シーズンは失望的な結果に終わり、昨夏のトレード期限には主力を大量に放出してチームを解体することに。それでも、フォルビー氏が多くの成功を収めてきたことは事実であり、チームの今後を考えた上で、円満な退団を決めたようだ。

 フォルビー氏は「正しい信念、正しいリーダー、正しい人材、しっかりとした基盤があれば、どんな体制でも上手くいくと思います。そして、言っておきたいことがあります。トムが少し違った体制にしたいと考えていることを私は心から尊重します。事業本部長と編成本部長の兼任体制をとっているチームはほとんどなく、むしろ役割を分散させているチームのほうが多いです。彼の決断を私は心から尊重します。確かに、両方をしっかりこなすのは本当に大変です。しかし、適切な環境と体制があれば、両立も可能だと思います。それでも私は今後、彼が下していく決断を尊重します。この事業を引き継ぐ本当に優秀な人材がきっと見つかることを信じています」と語った。

 フォルビー氏とポーラッド氏はともに、2024年11月に就任したゾールGMに全幅の信頼を寄せている。ゾール氏はマイナーの運営部長やGM補佐を歴任し、球団のことを熟知。フォルビー氏の退任により、ゾールGMは今後オーナーシップの直下で働くことになるが、フォルビー氏が事業本部長も兼任する中で、編成部門におけるゾールGMの存在感が徐々に高まっていたことは明らかであり、新体制への移行もスムーズに行われるはずだ。

 ポーラッド氏は「デレックはこの球団で素晴らしい功績を残してきましたが、何よりも素晴らしいのは、この球団に多くの才能を残してくれたということです。ジェレミー・ゾールもその1人です。1年と少し前に、GMの座を勝ち取ったということ自体が彼の力量を物語っています。GMの選考にあたり、球団の内部にも外部にも多くの候補者がいましたが、彼はその競争を勝ち抜きました。現時点では、彼こそが編成部門におけるデレックの全責任を引き継ぐに相応しいリーダーであると、私は100%確信しています」とゾールGMへの信頼を強調した。


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