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ペラルタ加入のメッツ先発陣 千賀復活なら6人ローテ導入か

2026.2.3 09:39 Tuesday

 昨年メッツがポストシーズン進出を逃した理由を1つ挙げるとすれば、先発ローテーションだろう。序盤は好調だったが、シーズンの3分の1を過ぎたあたりから大きく失速。今オフは先発陣を強化するための「答え」を探し求めていた。

 メッツが見つけた「答え」は1つだけだったが、それは大きな動きだった。2対2のトレードでブルワーズからフレディ・ペラルタを獲得したのだ。メッツはペラルタをエースに据えつつ、有望株ノーラン・マクリーンが1年を通してローテーションの一角としての地位を確立し、複数のベテランが復調することを期待している。そうすれば、ナ・リーグ屈指の強豪チームへと再び変貌を遂げられるはずだ。

 スプリングトレーニングの開始が迫る中、メッツのローテーションの現状は以下のようになっている。

ロースター40人枠:ペラルタ、マクリーン、ショーン・マナイア、クレイ・ホームズ、デービッド・ピーターソン、千賀滉大、ジョナ・トン、トバイアス・マイヤーズ、クリスチャン・スコット、ジャスティン・ヘイゲンマン

負傷者:タイラー・メギル

主な退団選手:フランキー・モンタス、グリフィン・キャニング、ブランドン・スプロート

球団トップ30有望株:マクリーン(1位)、トン(3位)、ウィル・ワトソン(9位)、ジャック・ウェニンガー(11位)、ジョナサン・サントゥッチ(12位)、ザック・ソーントン(21位)、R・J・ゴードン(24位)、ピーター・カソー(26位)、カムデン・ローマン(30位)

招待選手:未定

予想される先発陣

 メッツには実績や契約状況から考えて、6人の有力なローテーション候補がいる。ペラルタ、マクリーン、マナイア、ホームズ、ピーターソン、千賀だ。最大の注目はペラルタであり、メッツは球界トップ100有望株のジェット・ウィリアムスとスプロートを放出して待望のエースを手に入れた。レギュラーシーズンからポストシーズンまで、エースとしてローテーションを牽引する働きが期待されており、マクリーンがそれに匹敵するような活躍を見せてくれれば、より理想的だろう。

 ワイルドカード的な存在となるのが千賀だ。近年は健康維持に苦戦しており、登板した際にも不安定なパフォーマンスが目立つ。もし千賀がローテーションの一角に相応しいことを証明できれば、メッツは充実した先発陣を擁することになる。昨年も一時的に6人ローテーションを採用していたが、今年も少なくとも開幕時点では6人ローテーションを導入する可能性は十分にある。

 もう1つの重要な要素は、3年契約の2年目を迎えるマナイアだ。昨年は右脇腹と左肘の負傷で長期離脱したが、今年は健康な状態でスプリングトレーニングを迎えられるはず。もし2024年のようなパフォーマンスを取り戻せば、メッツのローテーションはさらに強固なものになる。

 昨年はホームズとピーターソンが頼れる先発3~4番手としての地位を確立したが、ピーターソンは後半戦に大きく成績を落とした。とはいえ、メッツの先発陣の中ではある程度計算できる存在であり、両者が今年も開幕ローテーションの一角を担うことは間違いないだろう。

ほかのローテーション候補

 前出の6人以外にも多くのローテーション候補がいる。スコットは2024年9月にトミー・ジョン手術を受けたが、それまでは将来のスター候補と目されていた。現在は健康を取り戻し、開幕ローテーション入りを目指しているが、マイナー3Aのシラキュースで開幕を迎える可能性もある。

 もう1人の注目はブルワーズとのトレードでペラルタとともに加入したマイヤーズだ。メジャー通算31先発で防御率3.48を記録しているが、スコットと同様に、層の厚い先発陣から弾き出される可能性がある。しかし、マイヤーズはリリーフの経験もあるため、ロングリリーフ要員として開幕ロースター入りする可能性も残されている。

 昨年メジャーの5先発で防御率7.71に終わったトンも3Aで開幕を迎える可能性が高い。メッツは依然としてトンの才能を高く評価しているものの、現時点では開幕からメジャーでプレーする準備が整っているとは言えない。

メッツ先発陣の未来

 メッツの先発陣において、昨年有望株ランキングを駆け上がり、8月にメジャーデビューして以来、チームに不可欠な存在となったマクリーン以上に重要な選手はいない。今年は開幕からマクリーンに頼ることになる。期待の新人という立場ではあるが、ペラルタと並ぶようなエースに成長することが期待されているのだ。今年の活躍次第では、シーズン終盤にはペラルタを追い抜いてエースとなっている可能性すらある。ペラルタはシーズン終了後にFAとなるため、マクリーンにかかる期待は非常に大きい。

 メッツはトンの成長にも期待をかけている。マクリーンと同様の軌跡を辿りながらも、まだメジャーでは成功を収めることができていないが、トンが持つ才能への高い評価は変わっていない。マクリーンとトンはあと6年、スコットもあと5年保有期間が残っており、この3人がそれぞれポテンシャルを発揮すれば、メッツは2020年代後半も強固なローテーションを構築することができるはずだ。

 その3人を除くと、メッツは次に台頭する有望株を発掘しようと躍起になっている。注目の存在は、2024年ドラフト2巡目指名で入団し、昨年2Aのビンガムトンに昇格したサントゥッチと、2024年ドラフト7巡目指名のワトソンだ。また、ウェニンガーはすでに2Aで26試合に先発しており、今年は3Aで多くの出場機会を得る可能性がある。3Aで結果を残すことができれば、シーズン終盤にメジャーデビューするチャンスも生まれるだろう。


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