レッドソックスが便利屋のカイナー=ファレファと1年契約で合意
2026.2.5 09:39 Thursday
4日(日本時間5日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスは内野手のアイザイア・カイナー=ファレファと1年契約を結ぶことで合意したようだ。なお、身体検査の結果待ちのため、球団からの正式発表はまだ行われていない。
3月に31歳の誕生日を迎えるカイナー=ファレファは、依然として球界で最も万能な選手として活躍を続けている。
昨季は主に遊撃手または三塁手としてプレーしたが、フィールドのあらゆるポジションでの出場経験を持っている。2024年はパイレーツとブルージェイズで合計42試合に二塁手としてスタメン出場。2023年にはヤンキースで61試合に外野手としてスタメン起用された。メジャー最初の2年間は捕手も務めており、スタメンマスクも66試合経験している。野手登板の経験もあり、メジャーで1度も守っていないポジションは一塁だけだ。
昨季は三塁手としてOAA(=平均と比較してどれだけ多くアウトを奪ったかを示す守備指標)+2を記録。三塁はカイナー=ファレファが最も得意としているポジションであり、短縮シーズンの2020年にはゴールドグラブ賞に輝いた。
2024年途中にブルージェイズからパイレーツへ移籍したカイナー=ファレファは、昨季途中にパイレーツからブルージェイズへ移籍したため、2年連続で同じ2チームでプレーすることになった(2024年はトレード、昨季はウエーバーで移籍)。昨季は2チーム合計で138試合に出場し、打率.262、2本塁打、40打点、15盗塁、OPS.631を記録。2024年は総合指標WAR(ファングラフス版)で自己最高の2.0をマークした。
カイナー=ファレファはハードヒットを連発するような強打者ではなく、パワーも物足りない。しかし、コンタクト能力の高さという強みを存分に発揮している。昨季の空振り率は15.1%と低く、これはメジャー全体の上位9%に入る好成績。キャリア通算の三振率は15.7%で、これもメジャー平均の22.2%より優れた数字だ。
昨年のポストシーズンは15試合に出場し、打率.162(37打数6安打)を記録。コンタクトを重視した攻撃で相手投手を苦しめたブルージェイズ打線の一角を担ったが、カイナー=ファレファのプレーで最も記憶に残っているのは、ワールドシリーズ第7戦の九回、決勝点となる可能性もあった走塁で本塁フォースアウトとなった場面だろう。
ハワイ出身のカイナー=ファレファは、2013年ドラフト4巡目指名でレンジャーズに入団。2018年にメジャーデビューを果たし、8年間のメジャー生活で通算打率.262、OPS.660を記録している。
右打ちのカイナー=ファレファは、右腕に対してOPS.666、左腕に対してOPS.643とほぼ同等の成績を残している。ただし、昨季は左腕に苦戦し、右腕に対して打率.276/OPS.668をマークした一方、左腕に対して打率.227/OPS.536に終わった(ただし、2本塁打はいずれも左腕から)。
