サイ・ヤング賞3度のバーランダーが1年契約で古巣タイガース復帰
2026.2.11 08:39 Wednesday
10日(日本時間11日)、タイガースはジャスティン・バーランダーと1年契約を結んだことを発表した。タイガースがバーランダーをトレードで放出してから9年が経過し、チームは再建期を終えて新たな時代に突入。タリック・スクーバルのFAが迫る中、今季は「絶対に勝たなければならないシーズン」という位置づけであり、フランバー・バルデスを獲得するなど戦力の整備を進めている。そこに1年1300万ドル(約19億5000万円)の契約でサイ・ヤング賞3度の名投手が加わることになった。
タイガースがバーランダーの獲得に動いたのは、先発ローテーションの一角として期待されていたリース・オルソンが右肩関節唇の手術で今季を全休することが確実となったからだ。しかし、これで2年連続サイ・ヤング賞のスクーバルとサイ・ヤング賞3度の実績を誇るバーランダーの強力タッグが完成。2017年アストロズの優勝メンバーであるA・J・ヒンチ監督、バルデスとの再会も実現した。
まもなく43歳の誕生日を迎えるバーランダーは、2004年ドラフト1巡目(全体2位)指名でタイガースに入団。2006年に17勝を挙げてア・リーグ新人王に輝き、ワールドシリーズ進出に貢献した。2011年には24勝5敗、防御率2.40、250奪三振で投手三冠を獲得し、MVPとサイ・ヤング賞をダブル受賞。タイガースはこの年から地区4連覇を成し遂げ、バーランダーはマックス・シャーザー、リック・ポーセロ、アニバル・サンチェス、デービッド・プライスらが名を連ねる先発ローテーションを牽引した。
バーランダーは当時、殿堂入り投手のノーラン・ライアンを目標とし、「40代に突入してからも長く投げ続けたい」と語っていた。42歳の昨季はジャイアンツで29試合に先発し、4勝11敗、防御率3.85に終わったものの、後半戦は14度の先発登板で4勝4敗、防御率2.99と好投。まだ十分にメジャーの先発投手として通用することを証明してみせた。
オルソンの離脱とバーランダーの加入により、今季のタイガースの先発ローテーションはスクーバル、バルデス、ケーシー・マイズ、ジャック・フラハティ、そしてバーランダーという顔ぶれになる。この強力ローテーションでスクーバル最終年の優勝を目指す。
なお、1年1300万ドルのうち、バーランダーが今季受け取る基本給は200万ドルのみ。残りの1100万ドルは2030年以降に支払われる「後払い」となる。
