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慢性的な背中のケガを抱えるブライアント 元MVPは復帰できるのか

2026.2.18 10:43 Wednesday

 ロッキーズのクリス・ブライアントは歩くことはできるが、走ることができない。つまり、プレーできる状態には全く至っていないことを意味する。

 ブライアントは慢性的な椎間板変性症と診断されており、今年もすでに60日間の負傷者リスト入り。7年1億8200万ドル(273億円)の大型契約でロッキーズに加入したものの、移籍後は相次ぐケガに悩まされており、4年間合計でレギュラーシーズン1年分をわずかに超える170試合しか出場できていない。

「通常は段階的にエクササイズから始めて、ランニングに移っていく。でも、足を地面につけるたびに、倒れてしまいそうな気がするんだ」とブライアントは自身の現状について説明した。

 34歳のブライアントは17日(日本時間18日)、今年初めてのチーム全体練習の日にロッキーズのキャンプ地に姿を見せた。しかし、少なくともシーズン開幕時点ではフィールドでプレーできた例年とは異なり、今年はまもなくラスベガスの自宅に戻り、リハビリを進めていくことになるだろう。

 2015年に新人王、2016年にはMVPに輝き、カブスのワールドシリーズ制覇にも貢献したブライアントだが、「果たして本当にもう1度フィールドに復帰できるのか」という疑問が浮上するのは当然のことだ。ブライアントは現在、自身の将来について医師や自分のトレーナー、さらにはチームのトレーナーと相談しているところだという。

 ブライアントは「まだ具体的なプランを決めていないから、ベストな答えは出ていない。でも、彼らのアドバイスやガイダンスに従って動いているし、もちろん医師の診察も受けている。オフシーズン中にも医師に会って意見を聞いた。診察結果をトレーニングスタッフに伝え、それを踏まえて今後どうするかを決めていく」と語った。

 医師やトレーナーたちが復帰の可能性をどのように考えているかについて、少なくとも現時点ではブライアントは深く追究するつもりはないようだ。「ただ、前日よりも少しでも痛みを和らいだ状態で目が覚めることができる方法を見つけることに集中しているよ」とブライアントは言う。

 ポール・デポデスタ編成本部長とジョシュ・バーンズGMの下、新たなメンバーとともに新たなスタートを切ったウォーレン・シェーファー監督もブライアントと連絡を取り合い、ブライアントが抱えている痛みを理解している。

 シェーファー監督は「彼は背中が本当にひどく痛んでいて、なかなか回復しないようだ。今のところはそれ以外、特に言うことがない。私たちは彼がプレーできないと思って準備をしないといけない。彼が回復し、復活を遂げてくれることを願っているけどね」とコメント。さらに「KB(=ブライアントの愛称)がどれだけ辛い時期を過ごしているか、みんなも理解してあげてほしい。いろんな意見があると思うが、プレーしたいのにプレーできないのは本当に辛いんだ。家庭にも影響が出ている。父親として子供と触れ合いたいのに、かがむことすら難しいのだから」と付け加えた。

 ブライアントの契約は書面通りに保証されており、プレーできないことを踏まえて調整するためには球団とブライアントによる交渉が必要になる。しかし今のところ、そのような交渉が行われる気配はない。

 一方、ブライアントは「フィールドへの復帰を目指すことに価値はあるのか」という質問には答えようとしなかった。

「そういうことは考えないようにしているんだ。毎日辛い思いをしていると、その日を乗り切ることしか考えられない。慢性的な痛みを抱えている人の多くは、その日を乗り切ることだけを考えているから、そんなに先のことなんて考えられないんだよ。だから、僕も先のことはなるべく考えないようにしている」とブライアント。まずは目の前のリハビリと必死に戦っていく。


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