両かかとの手術を受けたヌートバー 自身の実力を証明するシーズンへ
2026.2.19 11:46 Thursday
ラーズ・ヌートバーは18日(日本時間19日)、いつ再びメジャーリーグの試合に出場できるか分からない状態でカージナルスのキャンプ地に到着した。ヌートバーは昨年10月に両かかとの手術を受け、ハグランドの変形を削り取った(かかとの後ろ側の骨が変形し、痛みを引き起こすことがある)。オフシーズンの大半は両足とも医療用のブーツを履いていたが、キャンプ地に到着したときには、もう履いていなかった。
自身の復帰時期について、ヌートバーは「具体的な日付は特に決めていない。そういう期限を設定したくないと思っているんだ。まずは健康を保ち、順調に進むことが第一だ。逆戻りすることがないように、しっかりやっていきたい」とコメント。さらに「しばらく両足にブーツを履いていると、身体が固定されてしまうんだ。月曜から土曜まで、理学療法を行うだけだから、かなり退屈なオフシーズンだったよ」と付け加えた。
ヌートバーはリハビリの一環として、カリフォルニアの施設で重力式トレッドミルの改造トレーニングを行っていた。球団のスプリングトレーニング施設は改装されたばかりだが、まだそのようなマシンがないため、球団はヌートバーがリハビリを継続できるように、キャンプの一部を欠席することを承認した。
ヌートバーは「できるだけあそこに長くいたいと思っていたけど、同時に、早くキャンプ地に行きたい、一定の目標を達成したい、という気持ちもあった。チームやスタッフと一緒にいること、彼らに顔を見せて、自分がここにいると知らせることは僕にとって重要なんだ。チームのみんなや新加入のみんなと関係を築いていくことは大切だからね」と語った。
ヌートバーは2026年シーズンに向けて、スローイングと打撃の練習を開始している。現在28歳のヌートバーは、カージナルスのロースター40人枠の野手の中では2番目の年長者だ。もし健康であれば、開幕戦に右翼手としてスタメン出場することは間違いない。しかし、ヌートバーの戦列復帰にはもう少し時間がかかりそうだ。
シーズンに向けた準備について、ヌートバーは「トレーニングの開始を許可された初日から、何の問題もなく、順調に進んでいるよ。今後の数週間は、具体的にどんなトレーニングをするかはまだ分からない。トレーニングルームで理学療法を行うだけになるかもしれないね」と話した。
復帰の準備が整うまでに、スプリングトレーニングやマイナーリーグの試合で何打席必要かはヌートバー自身も分からない。
「仲間にはいつも『シーズンに入る前に40打席は立っておけ』と言われるんだ。ライブBPでもいいし、オープン戦でもいい。だから、それくらいの数字は頭の中にあるよ。でも、決まった数字があるわけではない。野球は感覚的なものだからね」とヌートバーは言う。
メジャー5年間で通算527試合に出場し、打率.242、58本塁打、OPS.747をマークしているヌートバーだが、昨季は自己最多の135試合に出場したものの、自己ワーストのOPS.686に終わった。最も活躍したのは2022~23年で、この2年間は合計28本塁打を放ち、OPS.786を記録した。しかし、ヌートバーは様々なケガがコンディションに影響を与え、自分のベストパフォーマンスを発揮できなかったと考えている。
「ここ数年間は自分の身体能力が失われているように感じていたんだ」とヌートバーは自身のキャリアを振り返る。
今オフ、ヌートバーはすでにトレードされたノーラン・アレナド、ブレンダン・ドノバン、ソニー・グレイ、ウィルソン・コントレラスといった主力選手たちと同様に、トレードの噂が絶えなかった。しかし、カージナルスはヌートバーが健康を取り戻し、復活のシーズンを過ごしてくれることに期待して、放出しないことを決めた。
また、今回の手術は野球のフィールドでのプレーの質を高めるだけでなく、生活の質の向上にもつながったという。
ヌートバーは「ここ数年、階段を昇り降りするときに、手すりにつかまらないと歩けない時期もあった。どの選手も痛みを抱えながらプレーしているのは分かっているけど、まだ27歳とか28歳なのに、日常生活でも痛みを抱えながら過ごしていたんだ」と語る。コンディションが万全になると思われる今季、いよいよ本格的なブレイクイヤーを過ごすことができるか注目される。
