ブレーブスに痛手 先発ローテを担う2人の右腕が右肘手術で離脱へ
2026.2.19 12:45 Thursday
ブレーブスのウォルト・ワイス新監督は右腕スペンサー・シュウェレンバックが18日(日本時間19日)に右肘のクリーンアップ手術を受けたことを明かした。また、右腕ハーストン・ウォルドレップも23日(同24日)に同様の手術を受ける予定となっている。
ブレーブスは先発ローテーションの一角を担う両投手の復帰時期を明らかにしていない。両投手は60日間の負傷者リストに登録された状態でシーズン開幕を迎える可能性が高く、少なくとも最初の2カ月を欠場することになる。
では、両投手は今季中に復帰できるのだろうか。ワイス監督は「分からない。みんな、そうであることを願っているけどね。でも、こういうことはどうなるか分からないものだ」と語るにとどめた。
シュウェレンバックは骨棘の除去手術を受けたため、ウォルドレップより復帰に時間がかかる可能性がある。ウォルドレップの手術は遊離体(軟骨や骨片)を除去するものだが、この手術の回復にはそれほど時間がかからないことが多い。
昨季はブレーブスの先発投手にとって苦しいシーズンだった。異なる6人の先発投手(シュウェレンバックを含む)が少なくとも6週間を欠場したのだ。さらに今オフ、多くのファンが望んでいた先発投手の補強は実現しなかった。優秀な2人の若手投手が離脱することになり、ブレーブスの先発ローテーションは再び厳しい状況に直面している。
シュウェレンバックは昨年6月末に右肘を骨折し、復活を目指していたものの、1月30日にアトランタで20球のブルペン投球を行った際に右肘の張りを訴えた。クリス・セール、スペンサー・ストライダーとともに先発三本柱を形成することが期待されていただけに、長期離脱はブレーブスにとって大きな痛手となる。
ほかの先発候補がマイナーオプションを持っていないため、ウォルドレップはシーズン開幕をマイナー3Aで迎える可能性があったものの、昨季10試合(うち9先発)に登板して防御率2.88をマークした23歳の右腕には大きな期待が寄せられていた。
実際、ウォルドレップは12日(同13日)に行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)で素晴らしいスプリッターと99マイル(約159キロ)の剛速球を披露し、注目を集めた。しかし、翌朝に右肘の違和感を訴え、今週ダラスへ移動。キース・マイスター医師による手術が予定されている。
では、両投手の離脱はブレーブスの投手陣にどんな影響を与えるのだろうか。もし今日、すぐにシーズンが開幕するとすれば、先発ローテーションはセール、ストライダー、レイナルド・ロペス、グラント・ホームズの4人は当確で、5番手をブライス・エルダーとジョーイ・ウェンツが争うことになるだろう。ホームズ、エルダー、ウェンツはいずれもマイナーオプションが残っていないため、ウエーバーを経由しない限り、マイナーに降格させることはできない。ウエーバーを経由するということは、他球団に獲得されるリスクを伴う。
カルロス・カラスコとマーティン・ペレスの両ベテランはマイナー契約を結び、開幕ローテーション入りを目指す。ブレーブスにはJR・リッチー(球団2位の有望株)とディディアー・フエンテス(同7位の有望株)がいるものの、彼らがメジャーで活躍する準備が整うまでの間、両ベテランが「つなぎ役」として機能するかもしれない。
リッチーとフエンテスの準備が整うまでには、シュウェレンバックとウォルドレップの復帰が迫っているはずだ。また、今季終盤にはAJ・スミス=ショウバーがトミー・ジョン手術から戻ってくる可能性もある。そうなれば、先発投手の層は一気に厚くなるが、ブレーブスにとって、シーズン序盤をどうやって乗り切りるかが大きなチェレンジとなるだろう。
ワイス監督は「ケガ人が出てしまうのは、どうすることもできない。やるべきことをやっていてもケガは発生する。投手は投げ続けていれば、いつかはケガをしてしまうものだ。だから、ケガ人が出たからといって、必要以上に頭を悩ませることはない。ケガ人が出るのは当然のことなんだ。もちろん、ケガ人が出ないのが一番だけどね。とにかく前を見て、進み続けるしかない」と現実を受け止め、前だけを見据えている。
