English Español 韓国語

ドジャースのエース左腕・スネル 開幕IL入りが濃厚か

2026.3.1 12:33 Sunday

 ドジャースのキャンプではその前兆が強くなっていたが、ついにチームは現実を認めた。ブレイク・スネルが開幕ローテーションに入る可能性は低い。

「彼は今、マウンドにも実戦にも近くはない。彼が開幕を万全で迎える可能性は恐らくゼロだ」と、デーブ・ロバーツ監督は語った。

 開幕ローテーションの他の候補たちが、実戦形式の練習やオープン戦で調整を積んでいる中、スネルはキャンプ最初の2週間は90フィート(約27メートル)程度のキャッチボールしかできず、停滞していた。スネルは120フィート(約36メートル)、180フィート(約54メートル)の距離でのキャッチボールを経て、マウンドに復帰できる状態になる予定だ。

 しかし、ドジャースが3月21日(日本時間22日)にキャンプを終えるまでに、スネルが回復できるのはここまでかもしれない。

 スネルにとって、スプリングトレーニング開始当初から時間は味方してくれなかった。昨季4カ月間負傷者リスト入りする原因となった、左肩の持続的な痛みのためにオフシーズンの投球練習を遅らせ、キャンプでの調整は遅れていた。

 スネルはドジャーフェストでメディアの取材に対し、昨季はシーズン開幕前から「肩の調子が決して良くなかった」と語っていた。5年の大型契約でドジャースに加入したばかりで、好印象を残そうとしていた。長期の負傷者リスト入り前にはわずか2試合しか先発出場しなかったものの、終盤は力強い投球を見せ、11試合に先発し61回1/3を投げて5勝4敗、防御率2.35と好成績を残した。

 スネルはレギュラーシーズンの大半を欠場したが、ポストシーズンに間に合うように調子を上げ、6登板(5先発)し、34回を12自責点(防御率3.18)に抑えた。

「昨年は証明すべきことが山ほどあった。興奮しすぎて、春まで頑張って乗り越えようと必死だった。今年は、準備の仕方を少しゆっくりにして、もっと賢くやってみようと思う」と、スネルは1月31日(同2月1日)に語った。

 ドジャースは、先発投手を5回75球程度まで投げられるよう調整することを望んでいる。スネルがマウンドに復帰したら、まずは全ての球種を投げられるようになる必要がある。複数イニングをこなすため、アップダウンを交えたブルペン練習を行う可能性が高いだろう。打者と対戦する際にも同様の練習を積む必要がある。その後はリハビリ登板を行い、1イニングずつ投球回数を増やしていく。球団はスネルの復帰時期についてまだ具体的なスケジュールを示していないが、早くても5月までは復帰できないだろう。

 現状では、ドジャースは開幕前に山本由伸とタイラー・グラスナウに加え、先発ローテーションの課題をいくつか解決しなければならない。大谷翔平は開幕ローテーション入りが見込まれているものの、完全に定着するまでには至らないだろう。残りの先発ローテーションも、佐々木朗希、エメット・シーアン、ジャスティン・ロブレスキー、ギャビン・ストーン、リバー・ライアンらが争っている。

 山本、グラスナウ、大谷はいずれも伝統的な先発投手として起用されるだろうが、他の3選手は必要に応じてハイブリッドな役割で起用される可能性もある。つまり、先発ローテーションの最後尾とブルペンのロングリリーフの投手陣の間に流動性が生じる可能性がある。

「投手陣は健康面で何が起こるか分からない。多くの選手がコンディションを整えているということは、当然ながら選択肢が広がるということだ」と、ロバーツ監督は語る。

 スネルのような先発投手が欠場するシーズン開幕は、どのチームにとっても大きな痛手となるだろう。しかし、ドジャースは投手陣の負傷が相次いだにもかかわらずワールドシリーズ連覇を果たしており、3連覇を目指す中で起こりうるあらゆる逆境にも耐えられるよう、ロースターを編成してきた。

spotvnow